解決済み
精神科医と精神科看護師について 長文になります。申し訳ありません。私は30歳の男性です。現在、前職を退職しており精神科医を目指して受験勉強中です。国立医学部を目指しております。私は旧帝大クラスの文系学部を卒業しており、学力的には何とかなります。 ですが最近になって思い悩むことが多くなりました。原因は二つあり、ひとつは金銭面、もうひとつは目指す職種の性質です。金銭面については省略し、目指す職種の性質についてご相談させて頂きたいと存じます。 私は元々臨床心理士と精神科医とで思い悩んだ結果、精神科医を目指すと半年前に決めました。現職の方に相談したり自分で調べた結果、臨床心理士は後々あまりにも経済的なリスクが大きく、チャレンジ精神旺盛な方が成功する職種だと判断しました。 ですが、現実的に精神科医としてのこれからのキャリアを考えるにつれ、自分が目指したい地点にたどり着くまでに時間的・経済的負担があまりに大きいと考えるようになりました。特に昨今の精神科医は「診断と処方」を迅速にこなすプロたることを求められます。一人一人の患者さんとゆっくり話をできる職種ではありません。現在の精神科医が患者さんと「ゆっくり話をできる」ようになるまでにはかなりの努力とキャリアと年月とお金が必要です。 そう考えたとき精神科の看護師という選択肢が思い浮かびました。私は現在東京の実家に住んでおり、医学部は地方国立大を目指すことになります。ですが、看護師であれば東京の国立大でも目指せるので、引き続き実家に住み続けることを前提とすれば住居面での金銭的負担が大幅に減り、現在の自分の貯金の範囲内で修行期間を終えられます。また、精神科医よりも精神科看護師のほうが、患者さんとゆっくり向き合って話ができるでしょう。 看護師は肉体的負担の大きさを覚悟しなければいけませんし、正直なところある意味「ランクを落とす」決断でしょうが、あるいはそれも勇気ある選択ではないかと考えます。 ですが、まだ自分には精神科看護師についての情報が不足しています。お忙しいところ恐縮いたしますが、精神科看護師の方や精神科医の方に、職場のご経験を踏まえたご意見をいただければと存じます。または精神科看護師の現実について書かれた本などありましたらご紹介いただければ幸いです。 よろしくお願いします。
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私もあなたと同じく、メンタルケアの資格を取りたい者です。 私はメンタルクリニックに通ってまして、 クリニックのドクターに聞いた所、メンタルケア系の職だけで食べていけるのは、臨床心理士と精神科医だけだそうです。 私も貴方とほぼ同じ歳なので、やはり金銭等の問題を考え、今は思案中です。お互い、良い方向に向かえることを祈ってます。
はいですの。ぼくは看護師ですの。お答えしますの。 あなたが精神科医になろうと志すならば、どんな理由であろうと途中で折れない信念が必要ですの。もともと情報収集したうえで目指しているわけだろうし、一度決めた道を、分かりきった理由で曲げるのは・・・情けないですの。 さてですの、ご存知かと思いますが、大学の看護科では保健師の受験資格がありますの。これは社会福祉士や精神保健福祉士などの医療・福祉の文系サイドの頂点に立つような資格であり、これがあれば上記の仕事を行えるわけでもあり、ほとんどの人が公務員として活躍されており、かなりゆったりとカウンセリング的な仕事もしてますの。 また、あなたのように意思が強くなく、万一挫折した場合、どうするかと思慮をめぐらすなら、 看護師から、その上位職であり専門家でもある、専門看護師(精神科領域あり)をとるといいですの。 これは、修士課程の修了と就業年数が必須であることは言うまでもないですの。 看護師は、臨床心理士のような文系職と違い、確実な知識(医学:素人や心理士のそれとは一線を画するですの)や理論的な思考力(看護課程の展開や研究のやり方とかですの)が必要であり、何より医療行為を行えるのですの。薬剤師と診療放射線技師を除く全てのコメディカルの代行もでき、それ相当の知識と技術がありますの。 臨床心理士は、いわば、ただ話を聞くだけですの。だけど、看護師や医師には、 心理も含めフィジカルな部分へのアプローチができるですの。 治療行為に関してのイニシアティブは医師のみにあるけど、施行できるのは医師と看護師(医師の指示がいるですの)であり、心理士には不可ですの。そういった点を踏まえれば、看護師に分があると思うですの。 もし、臨床ではなく研究に行く場合にしても、 心理士のような文系研究よりも、広くうける(それなりに査読は厳しめ)医学博士のほうがいいですの。結構理系の基本姿勢と基礎知識を必用とし、語学も堪能でなければいけないですの(論文は英語で読み書きですの) さらに、裏のアドバイスですの。 現状でゆったりと、カウンセリングができる病院などは皆無だと思っていいですの。 でも、公務員だけは別ですのね。 看護師→精神科専門看護師(趣味でとるですの?)→保健師として就職すればあなたの望みはある程度叶えられると思いますの。 でもホントは看護師とか心理士とか言わずに頑張って下さいの。
医師や臨床心理士になるにはそのリスクが負担なので他の道を検討しているとの事、その経緯の中で看護師を選択したのですね。すでに看護師という道をある程度選択しておられるようですが、精神保健福祉士(社会福祉士資格も取得)の資格取得を検討してみてはどうでしょうか。 看護師よりは募集人数が少なく就職が決まるまでは苦労するかもしれませんが、精神保健福祉士は社会福祉士の資格を取ってから取得するようなので、そちらの資格で就労する事もできると思います。質問の中にあった、『患者さんとゆっくりと向き合って話ができる』というフレーズですが、カウンセリングやソーシャルワークという意味でなら、看護師よりも精神保健福祉士・社会福祉士です。尤も彼等の中には、カウンセリングは医師や臨床心理士の仕事でありソーシャルワークの方が忙しくカウンセリングする暇なんて無いという意見もあるかもしれません。 これはあくまで私の言葉ですが、個別の看護計画を立てて看護を実践するとは言え、看護師は言わば兵隊なのです。治療者とは違います。私は看護師で認知症の病棟にいますが、認知症の問題行動といわれる行動障害が顕著に出ている急性期の患者さんが落ち着くのは、看護の手柄効果というより、断じて薬の効果だと感じています。看護師はあくまで食事排泄睡眠身の周りのお世話をする人であり治療診療の補助をする人なのですから。それにどの職種にも言える事ですが整えるべき書類書式記録物が多く、もしかしたら看護の実際よりそちらの仕事も多いと感じるかもしれないです。 それに、御自分でも考えておられるように看護師は肉体的負担があります。特に男性看護師は腰痛持ちも多そうです。「ランクを落とす」という言葉を使っておられますが、ある意味当たっていると思います。社会的ランクも然り、看護師によっては自ら人間的ランクを落としている人もいるかもしれません。ここ知恵袋の中には精神科看護に関する質問も多数ありますが、看護師の高慢な態度を取り上げている質問もチラホラあるようです。そこでも言われているような『高飛車で人を見下す態度』が知らず知らずに身について、自分達は看護精神のもと取っている正義な態度だと勘違いしています。それには自分を護るというそれなりの理由もあるらしいですが、私は、彼らは自ら人間としての質を落としていると思います。しかも自分だけはああはならないと思っていながら、知らず知らずに多くの看護師が染まってしまっている現実もあるのです。 看護師の仕事はチームで行う仕事であり、医師や臨床心理士、精神保健福祉士等等とは微妙にチームと若干違う部分があります。そこに当人(医師・臨床心理士・精神保健福祉士(社会福祉士))の信念なり方針なりを生かす場があるのだと思います。看護はチームで行う仕事なので、信念を持って職に就いても周りに合わせていると、仕事の優先順位などから考えても、質問者さんが考えているような話をする時間は思うほどは取れないのではないでしょうか。 最後になりましたが、私は精神科病院に勤務していますが認知症病棟(経験浅い)なので精神科看護の経験はありません。院内の精神科病棟から移動してきている同僚達の日常の看護を日頃観察していて感じた気持ちから回答しています。実際に精神科病棟で働く看護師等とは意見が違うかもしれません。
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