元採用担当のおぢさんです。活字で手短に書きますので、厳しい感じがしたらご容赦くださいね。 文系に比べれば、理系の採用では明確に専門域が決まっているものが多いのです。つまり、修士か博士か以前に、自社で必要な領域をやっているかどうかで区別されます。 つぎに、学位の違いですが、これも職種によりますね。昨今の理系人材不足で、学部卒を青田買いして入社後育てる戦略の企業も増えていますが、最低でも修士を持っていないと話にならない(=できれば博士希望)とする職種もあります。これは一つの企業内でさえ起こりうることで、そのセクションの人事計画に口出しできるレベルの上級管理職がどう考えているかに大きく左右されます。言い換えるなら、その役職者が異動や退職した場合には、次の年から採用方針が大きく変わることも十分にありえます。応募者側には全くわからない話ですけど。 また、ご存知のように最近は学部から青田買い狙いでさっさと就職する学生さんが増えたように、市場全体のトレンドや流れが存在します。今年はコロナ禍3年めで企業の採用意欲も戻ってきていますが、全体の超早期化で状況が見えにくく、来年の春に年度が終わってみないと本当に売り手市場なのかどうかさえわからなかったりします。 卒業されて数年後に、自分のときはどうだったかが、前後の流れからある程度読み取れる感じでしょうか。つまり、今起こっていることを正確に分析するのは専門家でも難しいのですから、何を持ってどの程度有利かなんて容易に答えが出るはずもありません。ましてや数年後のことなんて誰にもわかりません。そこへ前述のように企業ごと部署ごとの事情も関わってきます。 最後に個人的な意見ですが、大卒以上に院卒は当たり外れが大きいと思っています。就活を失敗して院に逃げ込む学生も少なくありませんから、企業は単純に院卒を評価しているわけではないと考えます。
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