資格は「決められたことを決められた通りにできるか」を問うものですから、就職で資格が有利になるのは「決められたことを決められた通りにする仕事」に就く人で、それは現場の人、実務の人、専門職の人、独立開業士業の人です。 現場で働きたいのなら溶接とかクレーンとかの資格を取りましょう。事務とかならMOSや簿記を取ると派遣社員になれます。医療系とかの専門職を目指すのなら養成コースに入り直しましょう。司法書士や公認会計士になりたければ頑張って勉強しましょう。 一般企業で総合職とかになるのなら、資格は重要ではありません。あるといいのは運転免許とTOEIC高得点くらい。総合職は「いろいろな部署を回りながら出世するゼネラリストコース」で、「決まってないことを考えて決めていく仕事をする」のです。 契約をまとめたり、プロジェクト進行係になったり、商品やサービスを企画したり、組織を運営したり会社の経営に携わったり。そういう仕事に資格はなくて、資格があってもそういう仕事には就けません。 大卒の就職で有利になるのは「資格を持っている人」ではなくて「人物評価の高い人」です。まあ文系なら7割が営業に就きますから、不動産営業をやりたいなら宅建、金融や保険ならFPとか取れば、自分の勉強にはなりますけどね。 大企業ほど組織が大きくて「部下をたくさん持って、組織の責任背負って働く」ことになりますから、いくら勉強ができて資格を持っていても「自分のことしかできない」「自分のことで精一杯」という人は就職で苦戦するわけです。 勉強や資格取得は「自分のためにする個人プレイ」で、会社の仕事は「他人(顧客や会社)のためにする組織プレイ」です。
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