教えて!しごとの先生
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社内でSDGsに取り組んでいこうとなりました。

社内でSDGsに取り組んでいこうとなりました。ですが、上司がどうもエコ活動がSDGsだと思っているようで、ゴミ問題やエコな商品を取り入れて使うことで、「うちの社は、SDGsやってます!」と言いたいようです。 「エコもそうですが、もっとSDGsは色んな問題を持ってますよ」と言ってもその上司は環境問題がイコールSDGsと言い張ります。 確かにエコから始めるのもいいですが、1ヶ月経っても「どうしよう?」の会議ばかり。単純に車通勤をやめる、女性社員数を増やす、食品ロスを削減の工夫など色々取りかかれることは多数あると思ってます。 質問は、2つ。 私の考えが間違っているのでしょうか? 私の考えがおおよそ正しいのであれば、上司にどうアドバイスすれば良いでしょうか? 愚痴のような質問ですみません。アドバイザーを呼ぶとかどこのサイトを見てもらうとか、何かいいアイデアがあればと思います。ご協力くださいませ。

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回答(3件)

  • お金を頂けるのでしたら私自身がコンサルのお手伝いをさせていだきたいようなお話ですが…(笑)。 まず最初のご質問に関しては、質問者さんのお考えの方が、概ね正しいものとお考え下さい。 (ただし「出来ることから手を付ける」というだけでは、完全な正解とは言えません。その理由は以下をお読みください。) それから2つめのご質問、上司の方の誤解?を解くには、いきなり「17のゴールと169のターゲット」なんて説明をしても、「数が多すぎて何が何だか分からない。」とか言われてしまうでしょう。 ですので、そんな時には私は、SDGsの各ゴールの構造を説明した「SDGsウェディングケーキ」のモデル図を見せて、「"環境の目標""社会の目標""経済の目標"の3種類が三層構造になっているのがSDGsの特徴なんです。」と説明すると、多くの人に納得してもらいやすいと感じています。 https://ideasforgood.jp/glossary/sdgs-wedding-cake/ そしてその際ついでに、以下の3つをお伝えすると良いでしょう。 1.(「SDGsウェディングケーキ」のモデル図を見れば分かるように)SDGsは、「環境」「社会」「経済」の3層の目標で構成されているので、「エコ=環境」への対応だけでは、SDGsにしっかりと対応したことにはなりません。 ※住宅で例えるならば、家の「基礎(=生物圏=自然=環境)」に手当てしただけのことで、「柱や壁(=社会圏)」も「屋根(=経済圏)」も、ほったらかしで手つかずの状態、ということです。 2.企業がSDGsに取り組む際は、本当は、「寄付」や「ボランティア」など、企業の本業とは異なる活動を付け足すのではなく、本業を通じてSDGsの達成に貢献しつつ、企業の競争力や収益力の向上にも貢献するように工夫すること(=そのために、究極にはビジネスモデル自体を変えて行くこと)が、大切です。 ※「小手先」の対応ではなく、事業成長や企業強化につながるようにビジネスモデル全体を変革することが、SDGs対応の本来の姿と言うことです。 3.逆に形ばかりで「SDGsに貢献している」と主張することは「SDGsウォッシュ(=SDGsのごまかし・偽装)」と呼ばれるようになっており、却って企業の評判を落とすことになります。 https://ideasforgood.jp/glossary/sdgs-washing/ この3つは、企業がSDGs対応を検討する際に最低限、押さえておくべきポイントで、私も企業の方とSDGsのお話をするときには、必ずお伝えするようにしている要点です。 (逆に17の各ゴールの具体的な話などは、ほぼしません。混乱するだけなので。ただまあそれでも特に2.の部分などは、中々きちんと腹落ちしてもらえなくて苦労することが多いのですが…。苦笑) そしてその上で実際に「何をするか」の決め方ですが、今、企業向けには色々な書籍が出ていますよね。ただそのような、「企業向けのSDGsテキスト」みたいな本を読んでも、著者自身のSDGs理解に疑問を感じる場合もありますし、また特に多いのは「話が細かすぎて、実際に自分ではどうして良いのか分からなくなる。」というものです。 そこで私としては、まずは極めてざっくりと、企業がSDGsに対応する際のステップを、以下の4段階で捉えておくと良いと考えています。 1.自分の会社とSDGsとの関係を、棚卸して把握する 2.棚卸した結果と自社の事業方針とを付け合わせて、「自分の会社では、特にどのゴールやターゲットの達成の特に注力することにするか」を決め(=絞り込んで)、目標を設定する 3.絞り込んだ目標を実現するための計画を立て、それを実行する 4.計画を実行しながら、定期的に達成状況を調査し、計画や施策、目標を修正して行く(PDCAを回す) ただこれ、こんな風に書くのは簡単ですが、実際にやるのは大変で、特に「1」の段階(これは「紐づけ」とか「ラベリング」とか言われますが)は、きちんとやるとこれだけで最低でも3か月程度、普通は半年から1年位の時間がかかるものです(もちろん、会社の大きさや担当する人員数、ポジショニングなどにもよりますが)。 しかし企業のSDGsへの取り組みは、本来、ただ漫然と17のゴールや169のターゲットを眺めて、それらに場当たり的に取り組もうとしても不可能ですし意味がありません。「2」の段階のように、自分の会社の事業と"関係が深い"ゴールやターゲットを見極めて、そこに経営資源を集中して投下することが大切なのです。そしてそのためには実は、「1」を丁寧にやることが欠かせないという…(苦笑)。 (ちなみに、ここで"関係が深い"と書いているのは、例えば「廃棄物を大量に排出している」というような、ネガティブな影響を与えている側面だけではありません。逆に「我が社の新商品で伝染病の拡大が防げる」というような、ポジティブな影響を与えられる側面と、両方の"関係"や"影響"を把握する必要があります。これを事業や商品ごとに検討して行くわけですから、多角的に事業展開している大きな企業になると、本当に気が遠くなるような大変な作業になるわけです。苦笑) ただSDGsというのは、これまでの環境規制などのように、国やお役所などから「〇○をしなさい」とか「××を△△に抑えなさい」というような、全員一律の基準を与えられて、そこに向けて一斉に何かを行うというようなものではありません。(ここも良く誤解されていますが。) そうではなくて、国連で採択された「グローバルゴール=全世界の共通目標」を達成するために、「自分たちはどんな目標を立てて、いつまでに何をするか」を、「自分たちで決めなさい。」というもの。だからそれに取り組む個人や組織が、それぞれに「自分(たち)なりの目標」を自分自身でしっかりと立てて、取り組むことが大切なのです。 ところがそこがまた、これまでの日本企業のやり方と180度違うので、これまでのやり方に慣れている人にはとっては、一番難しいところでもあります。(ただ同時に、だからこそ一番面白いところでもあるんですけどね…。苦笑) ですから正直、1か月程度では、「何をするのか決まらない」のは当然だと、私は思いますよ。逆に1か月程度で決められるものは、見る人が見ればものすごく底の浅い「人まね」にしかならないことでしょう。そしてそれはつまり、「SDGsウォッシュ」に陥るリスクも高まるということでもあります。 この辺のことは、社内の人材がしっかりとSDGsを研究して、社内だけできっちりと組み立てている企業さんも沢山ありますが、より多くの企業さんでは、専門のコンサル会社などに何かしらのアドバイスをもらって検討されていると思います。 とは言え、コンサルは実力もピンキリ、費用もピンキリ(数十万~数千万円まで)、しかも費用の大きさとコンサルの実力が必ずしも比例しないという状況ですので…(苦笑)。 具体的に「どうしたら」と言うのは、中々申し上げにくい状況ですが、まずは私が上に書いたようなことを頭に入れながら、質問者さんご自身のSDGs理解を深めつつ、様々なSDGsコンサル会社の方とお話ししたり、セミナーみたいなものに出席したり、あるいは既にどこかのコンサル会社さん等とお仕事をされている会社の方にお話を伺ったりしてみてはいかがでしょうか。今はコンサル会社さん自身が潜在顧客との接点を求めて、ビジネスパーソン向けのSDGsセミナーなども開催されています。そうしたセミナーに(一つに限らず、複数)出席すると、その中で「この会社とは相性が良さそう」とか「この人の言うことは分かる」と思うようなコンサルの方に出会えるかもしれません。また逆にそのような"出会い"がなくても、少しずつ質問者さん自身のSDGs対応力が高まって、いずれはコンサルに頼らなくも、ご自身で社内をまとめて行くことが出来るようになるかもしれません。 いずれにしろ簡単なことではありませんが、質問者さんの会社が「SDGsに対応しよう」という判断をされたことは、素晴らしいことです。日本ではSDGsの価値や意味はまだ十分に理解されていないと思いますが、今後、時間が経つごとに、その存在価値はますます重いものになっていくことは確実だからです。 (今般のロシアのウクライナ侵攻と、もしかしたらそれに続くかもしれないより大きな紛争・戦争によって、SDGsそのものの目標達成は一時的に遅れることが予想されますが、逆にSDGsのコンセプトやSDGsが目指す世界観への共感は、中長期的にますます高まるものと考えられます。世界でも。日本でも。) 「言うは易く行うは難し」で、中々大変なことも多いとは思いますが、SDGsに関する知見を蓄えることは、質問者さんの会社にとっても、また質問者さんご自身にとっても、やがては必ず役に立ち、得になると思います。なんとか上司の方を説得していただいて、良いSDGs対応が実現するようにして下さい。頑張ってください。

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    1人が参考になると回答しました

  • 質問者の懸念分かります。 残念ながら質問者の上司のような考え方の者が大半だと思います。 「エコ」活動はもっとも取り組みやすく、目に見える。 中に「飢餓問題」「安全な水」みたいなどう考えても日本と縁の遠い話。 しかし、質問者が指摘してるように「働き方改革」「多様性ある人材」は 耳の痛い事で、この辺りに取り組むと空中分解する程度です。 質問者が会議で1から18までの項目を全員で確認してみては? そして「これは関係ある・これは関係ない」と仕分けして、 関係ありそうなところから取り組んでみては? とにかく見える化が大事です。 頭で分かっても、全員は都合のいいように目を反らします。 とりあえず今年の目標みたいなの立てて、どのように達成できるかをみんなで考えてみては? 場合によって一人一人に課題を与えるのもいいかも知りません。

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  • SDGsは大きく分けて17の目標に分けられています。さらに、それぞれの目標にはより具体的な達成基準というものが定められており、全部で169の達成基準があります。 それぞれの企業が全ての目標を達成するというものではなく、いくつかの目標を選択して達成に向けて努力するという形となります。いかのURLに具体的に記載されています。 https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/ 会議でどうすればいいか分からないというのであれば、この目標と達成基準をベースに具体的に実施することを決めていけばよいと思います。 ただし、「会社としてやっています!」と言うためには制度化や実績が必要となります。そのためには上司の協力が必要不可欠ですので、まずは上司の言う通りにやってみてはいかがでしょうか。上司の言う環境問題は「12.つくる責任、つかう責任」に合致していますので、これに沿う形で会社としての施策を一つ定めてみてはどうでしょうか。それが出来てから自分の意見を通すという形の方が無難だと思います。 質問の答えとしてはこうなります。 ・あなたのSDGsに関する考えは間違っていません。(ただ、車通勤や女性社員数増加の変革は短期間で簡単にできることではなく、経営判断にも関わる可能性があるので大掛かりすぎるかもしれません。) ・上司には上記の17の目標と169の達成目標をベースに話してみてください。

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