一般社会人の司法書士資格取得について。 現在四年制大学卒業を控えた者です。 就職先は法律事務所で、主に法律事務を…

Question

一般社会人の司法書士資格取得について。

現在四年制大学卒業を控えた者です。
就職先は法律事務所で、主に法律事務を行います。(大学は美術大学の芸術学部でした。法律系の授業はある限りのものを取っておりました。)
新卒で仕事をするにあたり、中期目標として(8年後程)司法書士の資格にチャレンジしたいと考えております。そこで、以下の内容について、有識者様・資格当事者様にお伺いしたいです。

・個人的には8年程勉強を積んだ後取得をしたいと考えているのですが、司法書士を現在目指している方は大体何年程を目標に勉強なさっているのでしょうか。参考までにお伺いしたいです。(現在〜年間勉強中、〜年後受験予定)

・知識ゼロの状態から始めるつもりです。(大学で学んだ知識はあまり期待しておりません) それを踏まえて、オススメのテキストや購読本があればお伺いしたいです。

・司法書士を目指すらな、予備校や通信などを視野に入れた方が良いのでしょうか。なるべくお金をかけず(教科書や必要なものは惜しみませんが)自分の力のみで挑戦したいと思っております。ただ、教科書や本、YouTubeに上がっている無料の動画などの自習のみでは試験で不足してしまう分野などがあれば、お伺いしたいです。

・その他、知識ゼロの一般社会人が司法書士を目指すことに関しての皆様の意見があればお伺いしたいです。(8年では厳しい、予備校なしでは厳しいなど、辛口で構いません。)

Answer 1

８年では厳しいどころか甘いです。１年を狙ってください。
とはいえ、この試験は専業受験生にかなり有利になっていて、専業受験なら１年で合格しないのはちょっとあり得ないというのが正直なところですが、仕事をしながらでしたら、ある程度は長期戦を想定しなければならないのも真実かと思います。
これは責任が持てない発言ですが、私が質問者さんの立場で司法書士試験を本気で目指すなら、内定を蹴ってニートになって１年で合格を目指すことを選びます。
仮に受験に失敗したとして、新卒という立場を捨てることになろうと、１年ぐらいニートをやろうと、私が大学生の頃なら就職できた自信はあります。私の場合、バイト先にそのまま就職させてもらうという手が使えたのですが、質問者さんもそういう人脈があると良いですね。
質問に順次お答えしていきますが、司法書士試験では、大学で学んだ法律の知識は役に立ちません。テキストや過去問に書いてあることを無差別に暗記する必要のある試験であり、それ以上でもそれ以下でもありません。大学の授業では司法書士試験のテキストや過去問を無差別に暗記するという指導はしないでしょうから、質問者さんは全くの素人です。
というか、受験経験があったとしても、勉強しなければ忘れるので、合格者でない以上は素人です。予備校によっては、初心者向け講座から上級者向け講座まで用意しているところもありますが、そんなものは要らなくて、初心者向け講座だけで十分だという主張をする合格者もいるぐらいです。
お勧めのテキストは、オートマです。これ以外の教材は実際にオートマを読んでみて必要性を感じたら買い足せば良いと思います。
オートマは非常に分かりやすいことで定評のあるテキストですが、分かりやすいだけでなく、特に不動産登記法については、私も含めて合格者の方には最強のテキストと主張する方もいます。司法書士試験では、知識の暗記に加えて背後にある理屈も必要なのですが、この理屈を非常に緻密に解説しています。
単独ではなくオートマと併用すべき教材ですが、ケータイ司法書士、必出3300選、直前チェックもお勧めです。
独学を目指されているということですが、司法書士試験は独学で合格が可能な試験です。
具体的に名前はあげませんが、正直、Youtubeの動画や個人のブログが提案している勉強方法の方が、予備校の指導よりも頼りになるぐらいです。
ただ、記述だけは独学だと手薄になる分野です。合格できないことはないのですが、運が絡んでしまいます。長期戦になっても構わないのならば、良いと思いますが、記述だけでも予備校の講座を受講した方がいいです。それと模試は受けた方がいいです。数千円なので受けましょう。とは言え、例えば予備校の講師になりたいと言ったような願望がある場合は、独学で合格しました、という実績がある方が有利だという可能性もあるので、ここは質問者さんの考え方次第かなとも思います。

Answer 2

社会人のメリットはカネあることなのに、講座にカネ掛けないというのはやる気ないって意味と同義です。

専業受験生がお金も時間も本気で掛けて3年で受かったらすごいと言われるレベルの試験です。