副検事の地位について。

Question

副検事の地位について。副検事は定年後に勲章をいただくと聞いたことがありますが、元副検事の方が瑞宝小綬章 をいただいたという記事を見ました。瑞宝小綬章 はおおむね本府省の課長級職員に対して退職後に与えられるそうです。

ということは、ベテランの副検事は本省課長級ということでよろしいでしょうか？
仮にそうだとすれば、ノンキャリアにしては随分な出世ですね。

Answer 1

全員が必ずその処遇なら、その可能性は少し出ますが現実は勲章と地位は無関係と言えます。
地位で言えば、本省課長は行政職10級、警視長相当で、検事長の下の検事の最高位(1〜4号、検事正)に該当します。
副検事は検事の14号以下で行政職6〜5級(警視〜警部)相当です。

勲章は公務員としての身分実績だけではなく、国家公益への活動、定年後の公益活動も含めて評価されますので、勲章と公務員の身分は比例するものの一致しません。

瑞宝小綬章は旧制度で勲四等、戦前なら大佐あたりがやっともらえるような等級の高い勲章ですが、現在の運用では元警部あたりからの受章があります。