これはまず、戦闘機パイロットだけでも、たくさんの資格がいると言われます。 まずは 「教官パイロット」 の資格があり、 「2機編隊長」 の資格があり、さらに 「4機編隊長」 の資格があり、さらにその上に 「多数機編隊長」 の資格があり、さらにその上に 「飛行隊長」 がいて、一番なるのが難しいのは飛行隊長と言われます。 さらにはアグレッサー部隊である飛行教導隊の中にも資格があり、青(ブルー)と赤(レッド)に分けられ、さらに赤(レッド)の中にも編隊長と編隊機であるウイングマンに分けられるそうです。 さらに飛行教導隊のパイロット全体が初級、中級、上級の三段階に分かれているそうですが、上級に行く前に転属するパイロットも多いそうです。 また飛行隊長になるには、防衛大学卒か、指揮幕僚課程に合格した航空学生出身者でないといけないそうです。 飛行隊長などは、ほとんど元・飛行教導隊のパイロットなどと言われます。そうでないと部下のパイロットがついてこないわけですが、もちろん多数機編隊長でないとなれません。 また多数機編隊長でも、指揮幕僚課程に合格していないパイロットは、飛行隊長にはなれません。その下の飛行班長どまりです。 しかし多数機編隊長で指揮幕僚課程に合格していても、飛行隊長になれるとは限らないのです。 また飛行隊のパイロットが戦技競技会に出場するのも簡単ではなく、つまり戦技競技会に出場できないパイロットも多いのです。 戦技競技会に出場するのも難しいのですから、戦技競技会で優勝するのはさらに難しいわけです。 まず飛行教導隊に入隊できるのは、戦技競技会に出場できるパイロットとか、優勝できるパイロットです。 しかし操縦はうまいが、敵機を撃墜できないというパイロットもいるそうで、そういう人はむしろ教官や、ブルーインパルス向きとされます。 必ずしも操縦の技術と、空戦訓練の成績は比例しないのです。射撃訓練の成績もそうです。 操縦はうまいが、射撃が下手というパイロットも少なからずいるのです。 あと、機種による向き、不向きもあると言われます。 F-4EJの場合は、パイロットはレーダー操作なしで操縦に集中できますが、F-15Jの場合はパイロットがレーダー操作もしないといけません。 しかし操縦は上手いがレーダー操作が下手なパイロットとか、操縦は下手だがレーダー操作が上手いパイロットもいると言われます。 F-15Jは、片手で操作しないといけないボタンが100個あって、パイロットは 「ピアニスト」 と呼ばれるそうですが、Fー4EJの操縦はもっと単純ですが、体力や勘の方がが重要になるというのです。 またF-2の場合は空戦訓練よりも、対艦攻撃訓練の方が中心になりますが、ドッグファイト自体はF-15JよりF-2の方が強いと言われます。 いずれにしても、多数機編隊長になると、単なる操縦の腕よりも、指揮能力の方が重要になります。 一匹オオカミでは多数機編隊長にはなれないのです。飛行教導隊も訓練の中心は編隊空戦です。 まず飛行教導隊に入隊するには、多数機同士による編隊空戦の才能がないといけないのです。コミュニケーション能力が重視されるのです。 その点、ブルーインパルスの場合は、勝ち負けはなく、良くも悪くも規定通りに飛ぶだけです。ミサイルの射程距離とか、妨害電波とかはないのです。重要なのは純粋に操縦技術です。 また飛行教導隊の任務とは、第一にロシア空軍戦闘機のマネであり、ロシア空軍戦闘機の研究が重要なのです。 飛行教導隊とは文字通りアグレッサーであり、自衛隊の中のロシア空軍です。 つまりロシア空軍がやらないような戦法はやってはいけない。あくまでもロシア空軍がやるように操縦しないといけないのです。 ロシア空軍が装備していないような武器は訓練で使ってもいけないわけで、それがつまらないというパイロットも中にはいるかもしれません。 個人の勝ち負けではなく、空自全体としての戦力向上が最終的な訓練の目的なのです。 そこを理解できない場合は、入隊できないということです。 まず指揮幕僚課程に合格していないパイロットの場合は、飛行教導隊の上級で、レッドの編隊長というのが、一番上かもしれません。
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