それなら専門職ですね。国家総合職、というのは、各省庁の幹部職員となることを期待されている職種ですから、海外勤務よりも、本省で政策決定にダイレクトに繋がるような仕事が多くなります。専門職で採用されると、3年ぐらいごとに海外と本省を行ったり来たりすることになります。現在、外務省には40以上の言語について専門家がいますが、日本に専門家の少ないマイナーな言語ほど、現地での生活が多くなる傾向があります。ただ、在外公館を整理されると、いきなりなくなることがあるのもマイナーな言語ですので、言語選びは重要です。 外国語と、その国の社会・文化・地理・歴史その他に精通し、痛痒なく生活できなくては務まりません。外国語を専門にされているならともかく、一般の大学で学ばれている外国語では全く足りませんので、ネイティブの個人教授をつけて勉強することをおすすめします。また、できれば担当したい国に1年程度留学することを検討しましょう。難しければ短期語学研修でもかまいません。私は大学で中国語を教えていますが、教え子が二人、長期の留学経験なしで専門職に合格しています。彼らはいずれも、キャンパスで出会う中国人留学生を誰彼なくつかまえて話をし、言語交換でいろいろ教え合う、という体験を経ています。 専門職試験は外務省が独自に実施しているもので、言語と地域ののスペシャリストを採用するための試験です。試験の中心は1次がペーパーによる翻訳、2次が同じ言語の口頭試問です。外国語がいかに重視されているかわかりますね。
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