人数が少ないからです。 人数が少ないというのは偶々ではなくて、もともと保健師が必要な仕事が今いる保健師の人数分しかないからそうなっているのです。 例えば保健師であれば、県庁や市役所の中で保健師の仕事が必要なのは「健康増進課」みたいな課一つだけで、例えばその課が「健康福祉部」みたいな部にあったとして、他の課は予算や人事を見る「総務課」の他、「医療課」とか「薬事課」とか「健康保険課」とかだったりして、保健師の仕事はほとんどありません。 そうなると、保健師は「健康増進課」の課長止まり、薬剤師は「薬事課」の課長止まり、「医療課」の課長は医者、「総務課」や「健康保険課」の課長は事務職ということになっていて、全体を見る部長は事務職か医者、というのがよくあるパターンです。 もし東京都のような大きな自治体で、その部の課の大部分が保健師の専門に関係する仕事をしているような部が本当にあれば、それぞれの課に保健師がたくさん働いていて、部長も保健師、ということになるかもしれません。 保健師に限らず、役所の中で人数が少ない専門職、というのはそういう構造を抱えているのです。 ですが、部長ぐらいになると必要なのは専門知識ではなく、下から上がって来る案件の各専門家からの意見を勘案しての判断力、部全体を見渡して差配する統率力や調整力になってくるので、これら”少数民族”の専門職でも、そのような力があると首長に評価されたりすると、”しきたり”を超えて幹部幹部ポストに就ける場合も時々はあります。
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こういうのは別に公務員に限っての話ではなく世の中当たり前の事。 スペシャリストはその道のプロにはなれるけど大局的な会社全体の判断をするためにはいろんなセクションを経験しなくてはならない。 そこでゼネラリスト(総合職)が出てくる。 出世をしたいのならエンジニアでは無く違う道を目指すべきとか言われるのもこういうとこから来ている。 だけどゼネラリストの方が良いかとのいうとそういうこともなく、広く浅くいろんな経験していく彼らは社内に広い人脈を作り、自分の会社に詳しくなれるかもしれないが、万が一クビになったら転職は難しい。 逆にエンジニアとか技術持ってるやつは会社に依存しなくてもなんぼでも生きていける。
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