「縁故(コネ)なんて絶対にあり得ない」との意見もありますが、全国には1700以上も市町村があるので、どこかには存在するかもしれません(それでも、大規模・都市部の自治体には存在しないでしょうが)。 ただ、私の周囲でコネで合格した人など存在しないので、基本的には本人の努力で合格できるものだと思います。 で、質問者さんがどうなさるかですね。 筆記試験は初級の方が簡単なので、面接で「工業高校なのになぜ技術職を受験しないか」を含めてしっかりと説明できるならば、初級でも良いと思います。 ただ、この「しっかり説明できる」という点は、あまり甘く考えないほうが良いです。 ある公務員専門学校から地方公務員の初級事務系職種に筆記合格(2020年度)したのは全生徒の57%以上でしたが、面接も合格できたのはそのうちの30%程度(全生徒の15%程度)しかいません。 しかも、普通科以外の高校から事務系職種の筆記に合格した人だけを見ると、その後の面接にも合格した人は20%程度となり、上記30%より分が悪いことが分かります。 公務員専門学校に進んでも事務系への最終合格は難しいことを考えると、初級公務員を目指した場合の失敗は、「その後の進路に窮する」可能性が高いことを意味します。 もちろん、最初から大学進学を目指して努力した人に比べると、公務員志望から切り替えて進学した人は、大学のレベルが下がる傾向にあります。 このため、筆記はもちろん面接も含めて「合格をつかみ取れる自信」がある場合以外は、私ならば大学進学をお薦めします。 大学はそれこそ様々な学部・専攻がありますので、学部等と事務系職種との関連が多少薄くても、工業高校の生徒が初級事務職を目指すよりは「説明の余地が大きい(違和感を持たれ難い)」と感じます。 それは、親の庇護のもとから離れて様々な経験を積む大学生だからこそ、色々な価値観を持ち、それに従って努力を重ねた結果が評価につながる…という点をからも、そのように思います。 何れの進路も決して簡単なことではありませんが、頑張ってください。
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