高校で専任の司書をしています。 言ってしまうと司書教諭は司書の資格をもってるだけの「先生」です。 小中高どこの教諭か、どこの自治体かで多少変わるので、あくまで私のところは、ですが、、司書教諭は名前だけの場合が多いです。1人は設置しなければいけないので司書教諭として発令を受けて働きますが、1ミリも関わらない先生もいます。また同じ学校に複数人司書資格持ってる先生がいたら任命されるのが自分とは限りません。そして先生としての仕事があるので図書館の仕事をする時間はあまりありません。 なりたい職種のメインが先生で少し図書館に関わりたい、くらいなら司書教諭でもいいと思いますが、司書として働きたい場合はおすすめしません。どんな雇用形態でも司書を目指した方がいいです。 司書教諭は教諭なので、取得に教育実習が必要になります。司書のみならば学校によりますが、実習なしの座学のみでも資格は取れます。イメージとしては司書の講座にプラスで教職過程をつけるかつけないかの違いです。 小中はまた違うと思うので、あくまで高校の話ですが、学校司書にはどちらの資格でもなれます。司書職の募集なら司書だけで十分です。 司書になりたいというと「狭き門だよ」「可能性低いよ」など、必ず言われます。私も言われました。でも、低くても狭くても門はあると自分に言い聞かせて頑張りました。今は委託に任せるところが多くなりましたが、探せばまだたくさん司書の採用試験はやっています。もし司書になりたいならたくさん調べて、ぜひ頑張ってください!
図書館司書は公共図書館に勤務するときの資格です。 司書教諭は学校図書館におかなければならない教員の資格で、教員免許とセットで取らなければいけません。 司書教諭の資格はあるけど教員免許は取らなかった(取れなかった)というときは司書教諭にはなれません。(ただし、単位は無効にならないので教員免許に必要な単位を取ればOKです。) 学校司書の資格は法律では規定されていません。(うちの町は募集のときに「司書資格や教員免許をお持ちの方」となってました。) 両方の取得は両方の単位を取れば可能です。 学校司書は主に事務的なことをしますが、非正規のこともあると思います。(うちの町は臨時職員で4校掛け持ちです。) 司書教諭は正規採用の教員の中から選ばれ、授業や担任、部活などをしながら図書館業務のうち主に教育的なことを行います。(授業での図書館活用でティームティーチングに入る等)
ざっくり言うと、学校図書館司書教諭資格は「教員免許を持っている事で有効な資格」です。図書館司書資格は「教員免許がなくても構わない資格」です。 学校司書は「学校図書館・図書室の運営に必要な人」ですが、必ずしも在籍させる必要はありません。教員の中で学校図書館司書教諭資格を持つ人がいれば、その人で事足ります。 学校司書は、専任で置かれる事は少ないです。学校事務の人で図書館司書資格を持つ人が兼任している場合も多いです。専任でも、非正規雇用の場合が少なくありません。 図書館司書資格も学校図書館司書教諭資格も、多くの人が持っています。 「専任で司書の正規採用」は、非常に狭き門です。 教員免許が取得出来る学部(教育学部、文学部等)だと、教員免許と並行して学校図書館司書教諭資格も取れます。 図書館司書は日本の全ての大学で取れるわけではないので、図書館司書の資格が取れる大学・学部を優先して探すといいかも知れません。
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