解決済み
理学療法士と作業療法士は学校の学科、国家資格が違います。学校で経験する勉強等も共通の内容もかなり多いですが少し違ってきます。 一応、理学療法士は作業療法士の内容の仕事をしても良いし、作業療法士も理学療法士の内容の仕事をしても良いことになっています。 大きい病院では例えば午前と午後に分けたりして、理学療法の時間、作業療法の時間というリハビリの単位で、集中的なリハビリをしている所もあります。概念的には理学療法士は起きたり歩いたりなどの基本動作能力、作業療法士は食事したり入浴したり日常生活に関わる諸活動を「作業」としていますので、その領域に分けて仕事する病院もあるし、上半身と下半身に分けてリハビリしている病院さんもあるのを知っています。リハビリの単位がたくさん取れるということはたくさん収益があるということで、お金を気にしない場合は、患者も病院側もWin-Winの状態と言えます。 小さめの病院さんでは、理学療法士だけが常勤し、在宅生活や仕事に復帰するために必要なもの全てに対してリハビリしていることも多いですよ。
法律上は 第一章 総則 (この法律の目的) 第一条 この法律は、理学療法士及び作業療法士の資格を定めるとともに、その業務が、適正に運用されるように規律し、もつて医療の普及及び向上に寄与することを目的とする。 (定義) 第二条 この法律で「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マツサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。 2 この法律で「作業療法」とは、身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会的適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせることをいう。 3 この法律で「理学療法士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、理学療法士の名称を用いて、医師の指示の下に、理学療法を行なうことを業とする者をいう。 4 この法律で「作業療法士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、作業療法士の名称を用いて、医師の指示の下に、作業療法を行なうことを業とする者をいう。 とてもイイと思うので無断引用です。 下肢は理学療法士、上肢は作業療法士と答える人(大多数の現役含む)がいますが、それは大きな間違いです。理学療法士が手指巧緻動作練習を行っていいし、作業療法士が歩行練習を行ってもかまいません。また、医療と介護保険下で分けて考えなければなりません。また当たり前ですが、医療や介護は刑務所ではありません。患者様/利用者様のニーズに基づいてリハビリテーションを提供します。(ただし厚労省は「身体よりのリハビリに偏重しているのが問題」「効果の無いリハビリは医療じゃない」from 理学療法士協会発行の雑誌。という通達を出しています。というのは作業療法士などのリハ職はアメリカ合衆国などの諸外国では高度な専門職でエリート。でも日本じゃ学力不問のレベルが大量生産されていて仕事の質は推して知るべし。) 主に「急性期に勤務する作業療法士」が「身体に障害のある者」になった身体で「日常生活にうまく適応できるリハビリ」を業務として行っています。作業療法士が急性期ではADL指導や利き手交換の練習、オーダーメイドの自助具を作ることもありますが、維持期になると(そのレベルは別にして)介護職や看護師が市販の自助具で対応したり生活リハビリをしています。新人OTが作業療法の準備をしていたらベテラン介護士より「遊んでいないで仕事してください」と怒られたりするのはちょくちょく聞きます。というのは一般的な作業療法士は基本的動作能力の回復を日々の業務として行っているから。 <医療保険下においてのリハビリ> 骨折等の整形外科的疾患から脳梗塞/出血などの中枢系疾患、施設によっては呼吸器疾患、心臓等循環器系の疾患を扱う事があります。理学/作業療法の明確な職域はなく、施設によっては上肢は作業療法士、下肢・体幹は理学療法士と分けられたり、職場への移動手段確立を希望している患者は理学療法士、デスクワーク等上肢を多用する職場復帰デスクワーク等を希望している患者は作業療法士が行ったりします。いずれにしても原疾患に伴う症状により割り振られるのが普通です。結果として作業療法士が習ってもいない理学療法をしているのが現状です。しかし、中小医療機関などは、作業療法士が在籍していない職場は未だ多く、場合によっては理学療法士が基本動作から応用動作まで指導する必要があります。よって、理学療法士は上下肢体幹にかかわらずオールマイティーにこなせなけばなりません。 <介護保険下でのリハビリ> 医療保険でのリハビリは原疾患に対するリハビリなのである程度道筋が見えているのでやることははっきりしています。しかし、介護保険下では疾患に対するアプローチではなく、利用者の身体、生活状況にアプローチしなければなりません。つまり、セラピストのセンス如何によっては有意義にも無意味にもなり得ます。そのため、医療保険下以上に職域の差はありません。 利用者が明確に下肢のリハビリ、上肢のリハビリの希望を出せばそれぞれ理学療法士、作業療法士を割りあてるのですが、実際にはそのような場面はほとんどありません。ケアマネから、「運動しないと寝たきりになってしまいますよ」といわれて半強制的にリハビリを依頼している人がほとんどです。ケアマネなりが理学療法士と作業療法士の専門分野を理解して各々の間でコンセンサスをとれればいいのですが、残念ながらそうはなっていません。 作業療法士はは学校で習うことと臨床での必要とされる内容がかなり違います。学校での努力がリアルの成果に直結しません。 過去回答では、 >cng********さん 2021/5/29 8:13 作業療法新人です、実習と国試勉強の内容では働くために技術がなく毎回凹んでいます。辞めるか迷ってますが辞めていいでしょうか >ID非公開さん 2021/6/19 22:13 はじめまして。今年1年目の作業療法士です。治療やプログラムの立て方がわからないのでどなたかアドバイスお願いします! >作業療法士の方には申し訳ないですが、リハビリというにはおこがましい稚拙なことをやっている人が多いです。痛いと言われればただ患部をさするだけとか、運動指導も運動方向や強度を無視していたり。いちど議論しましたが、問題提起された意味すら理解されなかったです。もちろん、そういう人ばかりでなく立派な作業療法士もいるのは存じています。 というようなことも出てきています。 いろいろと書きましたが、学生には機能的にアプローチするのが理学療法士、能力的にアプローチするのが作業療法士と指導します。医療と介護では求められている仕事の目的が違います。そして急性期医療の除いて現場では明確な職差はないと言うことです。法的な制約はありません。
元理学療法士です。 まあ似たようなものですが違う資格です。違う学科に通えないと取れない資格です。
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