残念ながら、授業内容はお世辞にも良いとは言えず、また、就職も良くはありません。 基礎的なクロッキーやデッサンがあり、また専門教育として動画・中割り・原画・背景・彩色(仕上げ)・演出・編集など、一通りやりますが、どれも教え込みが浅く、正直言ってアニメーション制作の教本を家で読んで独学しているのと修得内容にそんなに違いはありません。こんな低レベルな授業に年間120万円近い学費を取られるのはもはや詐欺に近いとすら感じます。 就職に関しては、聞いたこともないような下請け孫請けの中小零細アニメスタジオに就職するのがほとんどで、東映とか京アニみたいな大手に行けるのは学年で1人か2人くらいしかいません。 それでもまだアニメーション科はマシです。何だかんだでまだアニメ業界に就職できているのですから。 イラストレーション科は文字通りのニート・フリーター養成機関となっており、プロイラストレーターとなれる人などほとんどいないのはもちろん、イラスト系就職と謳って画材屋の店員とかアニメイトの店員とかに就職させられるみたいなしょっぱい就職事情になってます。 東京アニメーター学院専門学校については大体以上の通りですね。 この学校は今でこそ正規の専門学校の顔をしているものの、かつて無認可校だった時代が長く続いていたことから校内の設備はショボく、校舎は狭く古く、まあ趣味のスクールと大差無い感じです。よく専門学校としての認可が降りたなって感じがします。 まあどうせ文科省あたりの天下り役人が利権で美味しい蜜を吸うためになし崩し的に専門学校認可を出したのでしょう。この学校の学生は悲惨ですが、対して理事・役員はかなり美味しい思いをしているかと。学費のほとんどを経営陣の利益として接収してる感半端ないですからね。学生から大量徴収した学費が校内の設備や教育カリキュラムに還元されてる様子が一切見えませんから。 大体そんなところです。 ご参考までに。
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