結論から言います。 心配するには及びません。 まず模試の方ですが、模試というのは難しくと言うよりは意地悪く作ってあるものです。 「そんな細かいこと知らないよ!」というようなところを突いてくるのが模試です。 注意喚起という意味もあるんでしょうが「模試が簡単だったから油断して落ちた」というクレームの可能性を潰しておくという意味もあるのでしょうね。 私は本試験は(細かい数字は忘れましたが)200点代半ばという自分でも信じられないぐらいの高得点で合格しました(2回目の受験ですけどね)。 その合格した年でも、模試は160点台が最高でした。 模試というのは、どの科目から手をつけて(1問目から順番に解いていかなければいけないという規則はないことに気をつけて下さい)どのぐらいずつの時間をかけていいのか、そのシミュレーションです。ここは割り切っていいです。 従って、絶対にやってはいけないのは模試に出て来た知らなかった部分を必死に頭に詰め込むという勉強です。 細かい問題なんかいくらでも作ろうと思えば作れるんですから、そういう勉強をしたら間違いなく精神を病みます。 過去問ではなく模試に知らない知識が出てきたら、解説冊子をさらっと読んで「ふ~ん」で済ませて構いません。 次に年々難しくなるかという問題なんですが、逆ですね。今は年々簡単になっています。 なぜかというと、試験の出題者側から見て、昔は「間違えさせるための問題パターン」というのがかなりあったんです。 ところが今の制度になってからもう結構経ちますので、出題者側から見て受験生を空振りさせる変化球をもう使い切ってしまったというような状態です。 ですので、過去問をガッチリやっておけば、そうそう全く手のつけようがないような問題は出ないということになります。 過去問は「正解肢を覚える」のではなく全ての選択肢においてこの文章はここが間違ってる、あるいはここがこうだから正解であると全部理由を説明できるようにすることを心がけて下さい。 また、余裕があればですが、過去問を時系列で並べて問題のテーマを拾っていったときに「このテーマはだいたい何年おきに出ている」というのも見ておくといいかもしれません。 だいたい5年のスパンで出てる問題が、4年前の試験に出てるのと去年の試験に出てるのとでは、圧倒的に前者がでる可能性が高いですよね。 まあいずれにせよ時間はまだまだありますよ。落ち着いていきましょう。
行政書士試験については、ときに得点が補正され、あるいは記述問題の採点が甘辛あったりするものの、基本的には合格基準が180点と定まっているので、年々難しくなるということはないと思われます。ただその分、年度によって合格率が上下することはあると思いますが、直近で言えば、2010年6.6%、2017年15.7%程度の差です。平均的には上位8~12%に入らないと合格は難しいというところでしょうか。 問題集には直近のものが掲載されないのでそれをどうするかですが、行政書士試験は試験問題がオープンになっていますので、直近のものも含めてインターネット上に解説付きでいくらでも掲載されています。それでフォロー可能です。私は資格取得に際して、過去問集を買わなかったくらいです。 それより重要なのは、直近の法改正をどうキャッチアップするかという点です。原則は試験年度の4月1日時点で施行されている法律の内容が問われますので、前年度の試験以降に変わった条文もあるわけです。変わったところが出題されやすい傾向もありますので注意されるとよろしいかと思います。
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