■ヘアメイクに必ずなれる学校はない 大前提にヘアメイクアーティストなるのに決定的に向く学校、向かない学校等はありません。 どこの美容学校に行こうと芸能人等のヘアメイクの担当を出来るようになるのは、目指す人の中の極々一部の人だけです。有名な美術家になりたくて芸術系大学を目指しても、ほとんどが有名にならず稼げずに趣味で絵を描く程度になったり、芸能人になりたいと思って、芸能事務所に入っても、99%以上が売れずに消えていくのと同じように、ヘアメイクアーティストに絶対になれるように教育できる学校が存在しないので、ヘアメイクを専業を目指す人のほとんどが生計がなりたたず諦めます。 環境、自己努力、運、時間全てが必要な仕事です。 そして運よく一度売れて有名になっても持続的に売れっ子になるのが難しく、2・3年で流行が変わり売れなくなるのが良くある事なのも肝に刻んで志望しましょう。 なのでヘアメイクアップコース等が学校にあっても、そこに進学する人が全員ヘアメイクになるわけでは全くないので気をつけて学校選びをしてください。 ■ヘアメイクと言う仕事 そもそもヘアメイクアップアーティストには専門学校卒業後、すぐにはなれない事はご存知ですか? いくつかヘアメイクを仕事にする方法はありますが、下積み期間を経て十分な技術を得て、信頼を得てから仕事を回してもらう事になります。 例えば、個人やサロン単位で有名人やモデル、企業との取引や実績がある美容室に就職し、そこでアシスタント、スタイストとして技術を得て、美容師として働きながら、実際にヘアメイクとして働いている先輩の仕事を手伝い、経験を積んでいき、やっと仕事を回してもらう事ができます。 一部ヘアメイク事務所等でアシスタントや弟子扱いで働く事も可能ですが、雇用体制などが整っておらず、新卒ではアルバイト扱いや良くて契約社員で正社員にはほぼなれません。なので並行してバイトや仕事をしてお金を別途稼ぐ人が多いです。 また、仕事の数も非常に少ないです。ヘアメイクが必要なハイクオリティなショーや番組、雑誌は多くありませんし、すでにやっている人が居るので、高い技術力、コネなどが無い限り、仕事は回ってきません。 つまりヘアメイクアップアーティスト自体、社会から少数しか必要とされていません。尚且つ、個人レベルではなく企業レベルで必要とされる技術は非常に高レベルなものが要求さされがちです。 専門学校を卒業して1~3年で、すぐになれるものでは無く、『仕事が少ない非常に難しい仕事』という事を理解した方が良いです。 ■学校について もし、ヘアメイクになれると広告している学校があれば、その学校は嘘をついていないか疑ってかかった方が良いです。 ヘアメイク学科やコースなどがあっても、卒業生がヘアメイクになれる可能性は極々僅かです。ほとんどが美容師か美容部員になっているか、低い賃金でヘアメイク事務所などに所属するかです。 学校は、教育がしっかりとした学校で学生数も多く、切磋琢磨できる環境が整っている学校いるが良いです。 質問者さんが挙げてる学校の他にも、例えば国際文化美容専門学校や資生堂美容技術専門学校、など一度検討してみても良いと思います。 学校にも合う合わないがあるので、自分でオープンキャンパスに足を運び自分に合い2年間頑張れそうな学校を選ぶ方が良いです。上記の話を聞いて、諦めずヘアメイクを目指すとすれば、意志を持って頑張ってくださいね。
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