この質問、実は2通りの回答が出来ます。 ・特別支援の免許だけを取ればよい。 ・幼小中高のどれかの教員免許も必要。 どちらも正しいです。 どういう事かというと、「特別支援学校の教諭」と言うのは、3種類の人たちがいます。 1、特別支援学校教諭 2、特別支援学校自立活動教諭 3、特別支援学校自立教科教諭 この3種類です。 この中の、1つ目の特別支援学校教諭というのは、幼小中高のどれかの教員免許が無ければ取る事が出来ない事になっている教員免許です。 なので特別支援学校教諭の免許を単独で取る事は出来なくて、必ず幼小中高のどれかの免許が必要になります。 逆に、2つ目の特別支援学校自立活動教諭と、3つ目の特別支援学校自立教科教諭というのは、単独でも取れる免許になります。 なので、どれが欲しいのか?と言う事に関係して来ます。 その上で、特別支援学校は、基本的には年齢に合わせて教科指導を行います。 例えば18歳の高校3年の年齢の生徒には、年齢に合わせて高校3年の内容を指導するのが基本になります。 だから特別支援学校教諭には、年齢に合わせた幼小中高の免許が必要になるんです。 ただし、児童生徒の障害の内容により、例えば肢体不自由で両腕が無い生徒に砲丸投げをやらせるとかは無理です。 なので、基本は年齢に合わせた内容をやるんですが、本人が困難な内容に限り、別の内容で置き換えて実施をするのが特別支援学校になります。 知的障害の場合には全教科で置き換えになってしまう場合もあるんですが、基本的には年齢に合わせるということは覚えておいてください。 というわけで、特別支援学校教諭は、教科指導と、それに合わせて担任としてクラス運営を行っていく事になります。 それとは別に、特別支援学校自立活動教諭は、年齢に合わせた教員免許を持っていない訳なので、教科指導は行いません。同様に、担任としてクラスを運営していく事もありません。 じゃあ何をするのか?って言う事ですが、自立活動を指導します。 簡単に言ってしまうと、障害その物への対応を担当する教諭になります。 例えば肢体不自由児だったら補助具の着用指導とか、聴覚障害児だったら手話の指導とか、障害を持った子どもたちが自立出来るような指導をして行く教員になります。 また特別支援学校自立教科教諭というのは、簡単に言うと医療系の人たちのことで、免許を取れる人が医師免許保持者だったり、理学療法士の国家資格保持者だったりと、専門性の高い人たちです。 ただ実際にこの人たちは物凄く少なくて、各学校に1名とか、そういう配置にはなります。 とまあそんな感じで、仕事内容により免許も異なるので、どの教員を目指したいかです。 それにより幼小中高の免許が必要になるかどうかとかが決まって来るので、したい事を踏まえて色々検討して見てくださいね。 長くなりましたがとりあえずはこの辺で。
なるほど:1
自立教科・自立活動を除く特別支援学校の免許は幼稚園、小学校、中学校、高等学校のどれかがないと単独では取れません。 特別支援の免許の単位は取ったけど幼小中高の単位は落としたという場合、免許の申請をしても突っ返されます。 自立教科・自立活動の免許は取り方が特殊ですし、基本的に教員採用試験で募集があるのは幼小中高免許+特別支援免許の組み合わせの教員だと思います。(幼稚部は少ないから幼稚園だけでは募集がないかも)
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