解決済み
変形性股関節症と仕事について。私は足の痛みやそのまわりの筋肉痛みたいなものがあって、昨年整形外科で「変形性股関節症」と言われました。 まだ重度ではないけど、骨の変形は起こっていて、ネットで調べても出てこないのですが「キューピーヘッドフェノメナン」と状態を言われました。 丸いはずの関節部分が削れて?キューピーささんの頭みたいな感じとかなんとか。 で、問題は仕事なんですが、介護ヘルパーをしています。 今はまだこれまで通りやれてますが、仕事から帰る時には痛みで物を持ってアパートの階段のぼるのがきつくなってきました。 仕事では40キロ以上(50キロあるかもわからない人)ある人をかかえたり、二時間以上歩くこともします。 仕事やめたくないんですが、負担の大きい仕事の部分ははずれるようにしたほうがやはりいいのか悩んでます。うちの会社にはそのサービスの代わりがいないので、事業所変更になると思うと、せめて今年のうちは頑張ろうとか考えています。 ゆくゆく、現場はやめないとダメだろうとは思います。 変形性の関節症のある方(股関節とか膝とか)はお仕事どうされていますか?
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股関節疾患は自然治癒することなく悪化するだけですので、 現在のお仕事内容では股関節への負担は大きく、それだけに悪化進行も早くなると思って間違いございません。 ですのでお書きの通り「負担の大きい仕事の部分ははずれるように」が正しい選択だと思います。 キューピーヘッド・・・については、大腿骨頭の丸い部分がやや潰れて変形してきていることを医師がそのように表現したのでしょう。 以下は長文になりますが股関節疾患の一般的内容と、私の経験からのものです。最後に股関節周辺筋力運動とリラックス法を記しますのでご参考に。 股関節は大腿骨・軟骨・臼蓋(きゅうがい:骨盤側のお椀型受け部分)からなり、それを腱・筋肉などで支え・動かしています。 日本人(特に女性)は生まつき臼蓋が浅い方が多く(臼蓋形成不全)、浅いことで大腿骨頭が抜けやすい方向にズレて行きます。 その時軟骨の減りや、大腿骨頭と臼蓋が当たり骨変形し、痛みやだるさになります(→ 変形性股関節症)。 これは個人差がありますが、体格が小さな子供のうちは体重と股関節周辺の筋力バランスが維持できていたので痛まなかったものが、 思春期以降に体格が大きくなり、筋力維持のバランスが崩れると痛みが出てきます。 体重が1kg増えると、片方の股関節に掛かる負担はその3倍、歩いて5倍、走って10倍(諸説あり)です。 椅子からの立ち上がりは6~8倍と案外大きいのです。 物を持ったときは更に負荷が大きくなります。 股関節疾患は一度発症してしまうと一生もので、自然治癒はなく、完治術もありません。 ヒップジョイント(=股関節)という部分品が壊れたのですから修理・交換しかないのです。 骨切り術も人工股関節置換術も「現状維持手術」でしかなく、いずれは経年劣化で次の手術段階に至ります。 骨切り手術は、time saving=「人工関節までの繋ぎ」と捉えられています。人工関節手術の回数をなるべく少なく済ませるという考え方。 人工股関節もメーカーの研究開発が進み耐用年数(=再置換までの期間)も伸びたといわれていますが(開発時の耐久実験結果から)、やはり平均で20年程度と言われています。(この先、更に進化するでしょう) それは人工関節自体は改善されても自骨側の問題や、術後の過ごし方などで自骨との間に隙間が出来て再手術となるためです。ですので医師は若い年齢でのこの手術は積極的には勧めないものです。 手術が骨切り術か人工股関節置換術かなどは、ご本人の股関節状態や年齢、生活環境など様々な要素を総合的に判断して医師との話し合いで決めることになります。 そしてご自分で出来ることは、体重管理と股関節周辺筋力および体幹を維持するための腹筋・背筋運動です。 一つ注意すべきは、股関節周辺の筋力運動をするに当って、今現在痛みがあれば、股関節をあまり動かさないで筋力を鍛える方法でおやりになることですね。 例えば、大腿筋は椅子に座って片脚づつ膝から下を床と平行に上げて5秒間維持する(回数は以下いずれも適度に)。上げている時、大腿筋に力を入れるとより効果的。大腿筋が弱ると直ぐに股関節に影響が出てきますね。 股関節で一番重要な中臀筋は、横に寝て上側の脚を床と平行程度に上げて、少しだけお尻側に引いて5秒間維持する。脚を高く上げることが目的ではありません。 背筋と臀筋は、うつ伏せに寝て、両手は顎の下に置き、片脚を床から10~15cm程度上げて5秒間維持する などです。 大腿筋と腹筋は、仰向けに寝て上半身を少し起こし(腹筋)、脚を左右交互に床から20~30cm程度上げ下げを適度に繰り返します(大腿筋)。 以上の運動の際、足首は曲げて、大腿筋に力を入れると更に良いです。 大腿筋でもう一つ、床に脚を伸ばして座り、バスタオルなどを直径10cm程度に丸めて膝下に置き、力を入れてゆっくり下(床側)に押し付けます。 仰向けに寝て両膝を立てて腰を浮かせ、片脚の膝から足先を上げて維持する。 片脚で維持するので大腿筋・背筋にも効きます。 同じく両膝を立てたまま腰を浮かす・下ろすを行うと大腿筋・臀筋・背筋にいいですよ。 これらを負担のない範囲の回数で毎日おやりになってみてください。 初日から急にたくさんやると翌日に影響しますから、ごくごく少ない回数から徐々に。 早ければ4日~1週間程度で痛みが「今までと少し違う」と感じられると思います。 続けている内に一端軽減した痛みが出てきた場合には、筋肉疲労ですので2・3日運動はお休みします。 股関節のリラックス方法、お勧めはお尻の下にボールをおいてのゴロゴロ・マッサージです。 床に両膝を立てて寝て、100円ショップで売っている硬式テニスボールをお尻の筋肉の下に置き、お尻をゆっくり前後左右に動かすと指圧などと同等の効果があり、中臀筋・大臀筋が緩和し、股関節の可動域も回復しますよ。「イタ気持ちいい」感じで、毎日でもお勧めです。色々な部位をお試し下さい。 お尻の臀筋群は幾つもの筋肉が重なっているので、深部に届くにはゴルフボールが良いのです。 また、床に脚を伸ばして座り、かかとを支点として片脚づつ片手で太ももを左右にゆっくり大きく揺さぶって下さい。 あとはジグリング=貧乏揺すり は、血流を良くしますのでお勧めで、 縦方向だけでなく、膝を開いたり閉じたりの横方向もいいですよ。 現在の痛み軽減には湿布、バンテリンやフェイタスなどの鎮痛消炎剤の塗布や、 (経験上から、効果も強いですが胃にもきますので要注意:適量を) ご自分でのマッサージも血流を良くしますので効果ありです。 特にお風呂の湯船の中でのマッサージはお勧めです(温めの温度で)。 関節のうち、体重を支える股関節・膝関節・足関節などは「荷重関節」と呼ばれ、連鎖しています。 このどこかが悪くなると、他の部位が補い、それが負担になると「庇い痛」となります。 股関節疾患者にとって、体重管理と筋力維持・増強はどの段階でも一生ものです。 ちなみに私は先天性股関節脱臼の骨切り術経験者です。 どうかおだいじに。
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