漢検2級の出題範囲が一部変更があったと聞きましたが、「漢検 過去問題集2019年度版」だけでも受かることはできるのでしょ…

Question

漢検2級の出題範囲が一部変更があったと聞きましたが、「漢検 過去問題集2019年度版」だけでも受かることはできるのでしょうか？

Answer 1

２級の検定対象漢字は、準２級までの対象漢字＋平成22年に常用漢字に追加された漢字（196字）でした。196字の中には、それまで常用漢字表になかった都道府県の漢字が追加されました。
具体的には、
「茨」「媛」「岡」「熊」「埼」「鹿」「栃」「奈」「梨」「阪」「阜」の11字です。

小学校学習指導要領の改定によって、都道府県の漢字の読み・書きを小学４年生（漢検７級相当）で習うようになったため、上記11字は漢検７級の配当漢字になりました。
すなわち、２級の対象漢字が、準２級までの対象漢字（11字増加）＋185字（11字減少）となるわけで、トータルは変わりません。。

また、11字の都道府県名以外に使える漢字の読み・書きは、これまでどおり２級で出題されると思います。例を挙げると、次のような語です。

才媛（サイエン）
鹿（シカ）
熊（クマ）
奈落（ナラク）

したがって、実質的には２級の検定問題には影響しません。2019年の問題集で大丈夫です。