☆例えば、 ・小中高のスクールカウンセラーの求人募集 ・カウンセリングセンターの心理カウンセラーの求人募集 ・カウンセリング研究所の心理カウンセラー・研究員の求人募集 ・・・では、 「ア)大学の医学部を卒業し、医師国家試験を受験して合格し、医師免許を取得したあと、 精神科または心療内科の医師として、2年以上働いた経験のある者 イ)4年制大学を卒業したあと、 大学院心理学研究科に進学して、大学院を修了(卒業)し、 臨床心理士認定試験あるいは公認心理師国家試験を受験して合格し、 臨床心理士資格あるいは公認心理師資格を取得した者 ウ)4年制大学を卒業したあと、 大学院心理学研究科に進学して、大学院を修了(卒業)し、 その後も、心理学に関する研究を続け、 現在は、大学で、心理学の授業を受け持って学生に指導している、大学の教員。 以上の3条件のうち、どれか1条件を満たす者」 ・・・という「求人募集制限」をしています。 ※ですから、 大変残念ですが、 ・参考書を買って、独学した ・短大や専門学校を卒業した ・ユーキャンなどの通信講座で勉強した ・講習会に休まず参加すれば誰でもとれる、心理系の資格を取得した ・・・で、 心理カウンセラーとして雇ってくれるところは、 普通、 まず、ありません。 →そのため、 本気で、心理カウンセラーになりたいのなら、 ・医学部に行く ・4大を卒業したあと、大学院へ進学する ・・・のどちらかになります。 ☆心理カウンセラーというのは、 (例) 「私(中学2年生女子)、クラスの女子生徒4人から、いじめられてます。 それで、生きてくのが、もうやになって、 自殺しようとしました。 最初は、手首を切って死のうとしたんですが、 カッターナイフで、手首を切ったら、 結構痛くて、気を失っちゃいました。 気がついたら、傷のところに、かさぶたができてて、 血が止まっちゃってて、死ねませんでした。 二回目は、近所の湖に飛び込んで、溺れて死のうとしたんですが、 湖の水が、結構、意外と冷たくて、 すごく寒くて、死ぬところじゃなくなっちゃって、 結局、死ねませんでした。 100%確実に、しかも楽に死ねる方法、何かありませんか?」 ・・・といった「心の悩み相談をする」という仕事・職業です。 →ですから、心理カウンセラー(臨床心理士・公認心理師)というのは、 相談して来た人への、対応を間違えると、 相談して来た人に自殺されてしまうこともあります。 →ここまで思いつめている人を、 「私、 今となっては、 生きてて、ホント良かったな。と、 思えるようになりました!!」 ・・・というところまで回復させ、 立ち直らせるには、 大学院で、心理学について、専門的にしっかり学んで勉強した人でないと、 対応できません。
カウンセラーが活躍できる領域は複数あります。 学校のほかにも、病院(精神科など)や福祉、労働、司法などがあります。 質問者さんはどんな領域に関心がありますか? 以下、色々書きますが、要するに、 ・本気でカウンセラーになりたいなら、臨床心理士になるための大学院受験を検討したほうがいいこと。 →大学院入試のために心理学(と学校によっては英語)の勉強をすること。 ・質問者さんのイメージとは違うかもしれないが、経営学部ならばキャリアコンサルティングなどの隣接領域があること。 →そこだとキャリアコンサルタント(国家資格)、産業カウンセラー(民間資格)などの資格がある。 について書きます。 *** 心理学の資格は沢山ありますが、仕事につながる強い資格としては、 ・臨床心理士(民間資格) ・公認心理士(国家資格) があります。 「臨床心理士」は日本で最も有名な心理学の資格です。 ほとんどのスクールカウンセラーや病院のセラピストは、この臨床心理士の資格を持っていると思って良いです。 指定されている大学院(修士課程の2年間)を修了することで、受験資格を得ることができます。 ポイントは、何学部出身であろうが、指定されている大学院を修了すればOKなところです。 質問者さんがこれから目指すこともできるでしょう。 「公認心理士」は数年前にできた新しい資格です。 日本初の心理学系国家資格であり、今まさに、これまで臨床心理士として活躍していた現場の人たちが、新たに受験している状況です。 この資格は、基本的には、心理学部+心理学の大学院のどちらも卒業する必要があり、質問者さんが敷居は高めでしょう。 いますぐ心理学部などに転部するのが一番の近道です。 なお、これからの時代、臨床心理士と公認心理士は、カウンセラーにとってどちらも必要な資格になると思われます。 すぐさま転部ができない(踏ん切りがつかない)ならば、ひとまず大学院で臨床心理士を取得する計画として、 その後は実務家として働きながら、大学の通信課程などで公認心理士の受験資格を満たす…という道筋になると思います。 *** 次に隣接領域について。 最初に書いたように、カウンセリングには学校や病院以外にも、色々な領域があります。 その一つが「労働」です。 心理学の領域としては、臨床心理学と産業心理学などとかぶります。 経営学にも近いのでご紹介します。 イメージとしては、大学の就職支援課の相談員として就職の悩みを聞いたり、ハローワークでどんな仕事が適切かをアドバイスする相談員がそうです。 また、企業労働者のメンタルヘルスのためにカウンセリングをすることもそうです。 これらは、 キャリアカウンセリング キャリアコンサルティング 産業カウンセリング などの言葉で呼ばれます。 相談者と面談するとともに、性格検査や適性検査などの心理検査を活用して 相談者の関心・能力と仕事を結びつけ、キャリア形成のための働き掛けを行うことになります。 (仕事としては高齢障害求職者雇用支援機構の障害者職業カウンセラー職などは代表例かと思います。https://www.jeed.or.jp/jeed/recruit/om5ru800000002wl-att/q2k4vk000002vwch.pdf) こうした領域の資格として、上述のとおり、キャリアコンサルタントや産業カウンセラー資格があります。 いずれも、やや高額な養成講座に通う必要があり、資格としても臨床心理士や公認心理士よりもかなり落ちますが(すでにハローワークや企業の人事で働いているひとが、自己研鑽のために取得することがおおい資格です) 参考までにご紹介しておきます。 この領域で仕事をするときも、臨床心理士や公認心理士の方が圧倒的に強いのですが、 大学を出ていなくとも、養成講座で取得できるのが魅力です。 *** 最後に、 経営学と心理学のつながりは、今後ますます発展していく、注目領域です。 伝統的な 産業心理学 組織心理学 社会心理学 に加えて、 行動経済学 も急成長しています。 (行動経済学はとくにホットで、社会でもマーケティングと関連するので注目されています) *** せっかく経営学部にいるので、その強みを生かして、 経営と心理をバランスよく学び、専門性にオリジナリティを持たせるのが良いと思います。 その上でやっぱりカウンセラーがいいと思うならば大学院に進めばいいと思いますし、 やっぱ違うとなれば、民間就職すればいい。 民間にいっても、消費者心理やマーケティングに活かせる学びはあるのではないかと思います。 *** 現時点では特定の資格にこだわる必要はなく、本を読んで学ぶことがいいと思いますが、 どうしても何か目標がほしいのであれば、就職には役立たない前提で、 「心理学検定」が良いと思います。 心理学の全領域が広く出題範囲ですし、市販のテキストもありますし、 心理学ってこういうのなんだと知る入り口にはなるとおもいます。 何かあれば補足します。
なるほど:2
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