高校3年生です。進路に迷っています。

Question

高校3年生です。進路に迷っています。私は美術や芸術に興味があり、アートマネジメントや人文社会学系のことを学べる大学に進学しようかと考えています。ですが美術系の就職先は少なく、私は美術にそこまで詳しいわけでもないので、興味は全くないのですが経済学を学べる大学に進学した方が将来的にいいのかな、と思っています。
興味はあるけど就職が比較的難しい分野を学ぶのか、興味はないけど将来的に就職の幅はもてる分野を学ぶのか、どちらを選ぶべきでしょうか？

また、クリエイターを支える仕事など美術、芸術に関われる職種は学芸員や公務員、学校の教師、画廊で働く以外にあるのでしょうか？具体的な企業などあれば教えてほしいです。

長文失礼しました。回答頂けると嬉しいです。

Answer 1

マネジメントや経済学は自身がその分野で働いたり起業した経験がなければ役に立たない。

例えば、バフェットの本を読んだ素人ががいきなり投資で同じ成果を出せるかというと手法も資金も違う訳で素人が真似出来る物ですらない。しかし、投資の経験が少しでもあれば哲学的な物の考え方とか参考になる部分は読み取れるだろう。

経済学の様な一軒無難そうな学部はそれプラス何か資格でもない限り学位だけではアピールポイントとしては乏しい。それだったら、薬学部で薬剤師の資格でも取った方が良い。

美術系の一芸に秀でた技術が問われる分野の方が就職では有利だがそれはその中でも秀でた一部に限られる。美術系の就職は学歴ではなくポートフォリオ＝作品集を見て判断する。

コンサルタントやマネジメントに資格が存在している訳でもなく企業がその分野の人を雇うとすれば実際にその分野で働いていた知識な人を雇うだろう。

作家を支えたければ自身も作家活動を経験してみるとか、そこから、個展や画廊とか人との繋がりは自然に出来て来る訳で、作家がどういった活動をしていてどういったマネジメントを望んでいるのかがわかってくるだろう。

例えば、ホストのローランドは大学に進学するもすぐに中退し18歳でホストデビュー。 1年間の下積み時代を経た後、歌舞伎町の数々の最年少記録を更新し21歳にして当時所属していた店舗の代表取締役に就任。 2013年KG-produceに、現役ホストとしては史上最高額の移籍金で移籍。その後は数々のテレビ番組に出演するなどタレントとしても活躍。 2018年には月間6000万を売り上げグループの個人最高売り上げ記録を樹立し現役ホストを引退。

現在はホストクラブの経営を中心に、脱毛サロンや飲食店も経営。また美容商品の販売やシャンパンの輸入総代理店を務めるなど実業家、投資家として活動している。 株式会社ROLAND GROUP HD 代表取締役。現在も成功している。

大塚家具の大塚久美子は一橋大学経済学部を卒業。人手が足りなかった家業の大塚家具に入社。1996年から取締役。企業規模を拡大していく中で、経営企画部長、経理部長、営業管理部長、広報部長、商品本部長等を歴任し、個人商店的組織からの脱却を目指して各部門の仕組み作りを行い、それを後任に引き継いでいった。

2004年大塚家具取締役を退任し、1年間の休養を経て、2005年東京都千代田区に広報・IRコンサルティング会社、株式会社クオリア・コンサルティングを設立し、代表取締役に就任。この間コンサルティング会社フロンティア・マネジメント株式会社の執行役員や、大塚家の資産管理会社である株式会社ききょう企画代表取締役、社団法人如水会理事なども務めた。

大塚久美子は肩書きだけではローランドに引けを取らず学歴では上回ってすらいる。しかし、肩書きだけで実際の起業経験がなかった為、引き継いだ会社を上手く運営出来ずヤマダ電機に買収されてしまったよね。

ローランドが成功してるのは現場の叩き上げから親方になったみたいな感じだからやるべき事がわかっている。

Answer 2

美大の就職先はそこまで少なくないですよ。美大卒でも一般企業に就職する人だっているし、むしろ専門知識がある方が強かったりします。
そこまで詳しくないって、だから大学行って学ぶんでしょ。

Answer 3

まず学芸員というのは絶対なれません。美大や美学の研究室で大学院に行って博士号取るくらい勉強してもなれるかどうかの狭き門です。教員になるなら大学は美大か教育学部の美術のコースですが入試はデッサンなどの実技試験で、専門の予備校に行かないと合格出来ません。画廊で働くなら高卒でなれるでしょう。公務員は公務員試験に受かればなれますが、美術、芸術に関われるかはわかりませんね。
芸術やクリエイターなどというのは基本企業に所属して安定した給料をもらう世界ではありません。美術や芸術は趣味にしておく方がいいでしょう。