日本の警察人事には大きく3系統があります。 ①キャリア(警察官僚) 主に東大、旧帝国大卒の高学歴エリートで 国家一類(キャリア)試験の合格者 身分は警察庁所属の国家公務員になります。 ②準キャリア(国家公務員) 大卒 国家二類(準キャリア)試験の合格者 身分は警察庁所属の国家公務員 ノンキャリアより出世を優遇される様です。 ③ノンキャリア(地方公務員) 高卒〜大卒 警視庁及び道府県警察の警察官採用試験合格者 身分は警視庁及び道府県警察所属の地方公務員 日本の警察官の大多数がノンキャリアです。 日本の警察機構では 地方公務員(警察官)③は警視正まで 警視長以上は警察庁所属の国家公務員①② 警視監以上は警察官僚①のみになります。 なので、③が警視長以上の階級になることは 事実上ほぼ不可能です。 無論、例外的な異例の大抜擢で ③が警視長に昇進した前例もありますが ③の実質的な上限は警視正になります。 主な警視正の役職は 警察庁…理事官(課長補佐) 警視庁…参事官(次長)、主要課長 道府県警察本部…部長、参事官 大都市警察署長(警視庁管内、中核都市クラス) ですが、警視正まで昇進するのは一握りだけで 大体多くの警察官は警部補止まりで定年迎える 警部補まではヒラ職員ですが… 警部は警察署の課長クラスつまり管理職なので 昇進が一気に難しくなります。 一方で①の場合、 警部補スタート 25歳までに警部 30歳までに警視 40歳までに警視正 50歳までに警視長に確実に昇進する様です。 だから30代の若い警察署長も普通にいます。
大卒にもキャリアとノンキャリアがいます。 高卒はノンキャリしかありませんが、高卒・大卒共にノンキャリなら机上の理論上は巡査からスタートして警視長までなれます。 小さい県警の本部長ならノンキャリ警察官が担うケースもあります。 大卒にはキャリアと準キャリアがいますが、こちらは一応最上位の階級までは理論上はいけます。 現状としては、ノンキャリは警視や警視正になれたらかなり凄い話で、警部までいけたら御の字の世界です。 高卒はどうしても大卒より時間がかかるため、大卒並に上に行くのは厳しい面がシステム上ありますが、本人が優秀であり組織の求める人材であれば、高卒でも警部から上も夢ではありません。 大卒ともにノンキャリ警察官は、大半が警部補や部長で定年を迎えます。警部は一握りの人だけで、さらに警視からそこから一匙の人だけです。
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