解決済み
殆どの検定は、帰無仮説を前提として行われる。 この方法の意味の理解が必要。 標本は、特定の母集団からサンプリングされたものと考える(帰無仮説)。 この前提の下でも、標本として得られた結果は、母集団の特性と差が出る。 この差の大きさは、母集団の中でばらついたと考えるとき、どの程度の確率で現れるかを考える。大きな差は、めったに現れるはずはない。 だから大きな差があれば、それは、その母集団の中から得た標本というよりは、異なる集団にある標本と考えた方が妥当であると考える(帰無仮説の棄却)。 これが、帰無仮説による仮説検定の考え方。 その確率を比較するのが、u(0.05)とかu(0.10)等である。 (標本平均-母平均)/母標準偏差 は、標準化であり、色々な母平均や母標準偏差の正規分布N(μ,σ^2)の値を標準で正規分布N(0,1)に変換するもの。 u(0.05)とかu(0.10)は、標準正規分布の積分値から得られるが、簡単な計算ではない。そのため、一覧表(正規分布表)が準備されている。 通常はこの表を使う。 「u(0.05)=K0.025=1.960であり、u(0.10)=K0.025=1.645である。」 まちがいがある。 後半のu(0.10)=K0.025=1.645は、u(0.10)=K0.05=1.645。 通常の正規分布表は、正の値(1.960や1.645など)以上の確率(面積)として結果が書かれている。 このため、例えば、両側確率が0.05であるような変数値を求めるには、その半分の0.025の確率になっている値K0.025を読み取る必要がある。
< 質問に関する求人 >
サンプリング(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る