高3です。心理学系の大学を目指しています。 今、少し警察などにも興味があります。 心理を活かした警察関係のお仕事は、…

Question

高3です。心理学系の大学を目指しています。
今、少し警察などにも興味があります。
心理を活かした警察関係のお仕事は、心理員しか見つからなかったのですが、他にありますか？
心理員は非行少年の指導や犯罪被害に遭われた方のカウンセラーとかですか？
調べても同じサイトしかでてこなくてよくわかりませんでした…
また、心理員になるとしたら、これから何をしていけばいいですか？
臨床心理を学ぶべきですか？
犯罪心理なども学ぶべきですか？でもそれは少しずれていますかね？

わからないことがたくさんあります。どなたか分かる方いたらおねがいします。

Answer 1

仕事上連携していた心理職は、都道府県警察本部に所属。あるいは警視庁とか。

個別の非行事例等は、現場で行うけど、対象によってはスーパーバイズしていました。児童相談所との連携の窓口にもなってくれました。

犯罪被害者支援に関わったり、女性の被害に関わったりは結構あります。ただ、すべて個別には対応しきれないので交通整理（関係機関につなぐ）の役割が多いかもしれませんね。

時には警察学校で、面接術とか、カウンセリング系の基本を教えていました。被害者にどうかかわるかという面は、現場の警察官に大切な基本知識です。

また、毎年警察官の採用時期になると、集団の心理検査結果などを評価していましたね。

また、別の部署の心理職は長年、保健師等といっしょに警察官自身の心のケア等にかかわっていました。

テレビドラマに出てくるようなプロファイリングはあくまでもドラマ上のこと。
犯罪心理学は知らないより知っていた方が多少良い程度。

最近は、「司法領域における合理的配慮」という通達がでたりして、警察学校での現認職員・警察官への講義という要望が出てきました。これは、むしろ経験のある私の方が、発達障害支援を行っていたので話が来ました。

Answer 2

少しご質問の趣旨からズレるかもしれませんが、刑務所や少年鑑別所に勤務する法務技官になる人もいますよ。
警察ではなく、法務省の職員です。

あとは、家庭裁判所の調査官とか、児童相談所の児童心理司、心理判定員になった人もいます。

Answer 3

とりあえず…
あなたは心理学に興味があるのですね。
大学で心理学の勉強をしたいのですね。
それはいいことです。
大学で思い切り、好きな心理学の勉強をしてくださいね。

ただし。
大学で心理学を専攻したからと言って、
心理関係の職業に就く…なんてことは、考えない方がいいです。
大学での専攻と、卒業後の就職先って、直接は関係しないんです。
大学で心理学を専攻した人の９割以上が、
普通の会社に普通に就職するはずです。

実は、
大学の勉強って、そういうものなんです。
医学部や看護学部のような例外を除けば、
大学の専攻と、将来の就職先って、関係がないんです。
大学は、幅広い知識と教養を身に付け、総合力を養うところ。
心理学も、大学で身に付ける教養の一つにすぎません。

あなたは、
心理学を生かした仕事に就きたいのでしょうか。
実は、世の中には、
「心理学を生かした仕事」って、そんなにありません。
あなたは「心理員」という言葉を書いていますが、
そんな言葉、私は初めて聞きました。

警察で働くためには、
警察官か警察職員の採用試験を受けて、合格するしかありません。
大学で法律を専攻した人であろうが、心理学を専攻した人であろうが、
同じ採用試験を受けます。
合格して警察官や警察職員になった人が、
採用後にどういう部署で仕事をするかは、
本人が選べることではありません。

繰り返しますが、世の中には
「心理学を生かした仕事」って、そんなにありません。
大学で学ぶ心理学って、
知的な大人が身に付けておく教養の一つにすぎません。
もっと深く勉強するには大学院に行く必要があるし、
大学院で専門的に勉強したとしても、やっぱり、
「心理学を生かした仕事」には、
そうそうありつけるわけじゃないんです。

私があなたに言いたいのは、
①大学では思い切り、教養としての心理学を勉強してください。
②大学卒業後は、教養ある社会人として、立派に働いてください。
③心理学を生かした職業にこだわると、フリーターになりますよ。
ってことです。