電験三種は、正直、難易度の割には報われない資格の一つです。 なぜなら、電気主任技術者が必要となる施設(ビルや工場等)にはすでに誰かが選任されています。 ある程度大きな企業の工場等になると自社内に設備保全に関する部署があり、そこの責任者的な立場の人が電気主任技術者に選任されていると思います。 しかも、その部署内は電験三種レベルの資格保有者はごろごろいて、経験を積んで次の電気主任技術者になります。 新卒ならまだしも、途中からそこに入り込むためには、余程のキャリアが必要です。 年齢によっては、マネジメント経験も必要となるでしょう。 あと、中規模より小さい企業等は、自社内で選任せず、保安協会などへ外部委託しています。 ならば保安協会に転職すればと考えますが、 保安協会の場合、新卒なら経験なしでも採用(ないのが当たり前なので)されますが、転職の場合は実務経験必須(4年以上の経験が必要)のところばかりです。 なので、若いうちに取っておけばそれなりのメリットはありますが、それなりの年齢になった後は、実務経験とセットでなければ一生ペーパーライセンスになる可能性の高い資格です。 電気管理技術者(独立)になるためにも実務経験が必要ですが、上記の理由で資格だけでは経験を積めるような企業への転職が困難です。
なるほど:1
資格取得後、5年間の実務経験を経て、管理電気主任技術者にはなれません。 実務経験は勤務先の代表者印をいただいて、経産省へ提出し認可を受けなければなりません。 認可を受けないと保安協会等でも自分の物件を持つことが出来ません。 独立と試験合格とは同じではありませんよ。
5年の実務経験が無いと、外部の承認を受けられないからです。 つまり、独立が出来ないってこと。保安協会やその他の保安法人の 場合でも、規定の経験を積むまでは試験班等で見習いのまま。 自家用電気工作物を所有する会社の社員なら、 現任者の後任になることも可能。ですが、 こればっかりは、自分の力ではどうにもならない。 転職のためと言うなら、しばらく収入が半減することも覚悟が必要です。 経験を積んで独立した所で、引退する人から譲ってもらうなりして、 顧客が確保できなければ、収入ゼロもありうる。 そういう事です。
< 質問に関する求人 >
電験三種(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る