僕は今特別支援学校教諭に興味を持っています。

Question

僕は今特別支援学校教諭に興味を持っています。自分でも色々調べまではいるんですけど、まだわからないことがあります。
一つ目は、まず、特別支援学校の試験は全教科あるのでしょうか？僕は法学部にいるので中高の社会の免許を取れるのでそれをとって、そこから特別支援の免許を取ろうかと思っているのですが、そんな人でも英語や数学とかも勉強しないといけないのでしょうか？（都道府県によって違うかもしれませんが）
二つ目は、特別支援学校の高等部か中学部で働きたいと考えているのですが、試験の枠は小学部、中学部、高等部という風に分かれているんでしょうか？
三つ目は、採用された場合、特別支援学校の免許と中高の社会の免許を持っている状態社会と何の科目を教えることになるのでしょうか？

Answer 1

子どもが特別支援学校に在籍する中学生で
(知的障害と肢体不自由有)
身内が非教育学部で高校社会科免許取得し
現在高等特別支援学校勤務の者です。

＞一つ目は、まず、特別支援学校の試験は全教科あるのでしょうか？

自分が受験しようと考えている都道府県や政令指定都市の
教採の募集要項を確認しましょう。
（特支の受験区分だと、特支免許必須の所が多いですが
どのタイミングで特支の免許を取得するのでしょうか？）

＞二つ目は、特別支援学校の高等部か中学部で働きたい

特支の区分では？
あるいは中学or高校の社会科の区分で受験して
採用時にいずれかに配属か。

＞三つ目は、採用された場合、特別支援学校の免許と
＞中高の社会の免許を持っている状態
＞社会と何の科目を教えることになるのでしょうか？

中学部では「社会科」のような一般教科はなく
(音楽、体育、美術はあり）
教科の免許関係なく、担任を持っているクラスの生徒に
ずっと掛かり切りのような感じです。
我が子の担任は中学美術免許ですが
一緒にプールも入るし、音楽の時間は一緒に音楽室へ。
知人は、知的障害の生徒の担任ですが
授業を持つのは社会科ではなく
「数学」という名の算数を教えたり。
高等部だと作業実習もあるので
校内実習で一緒に空き缶潰しや機械の部品詰め、
校外実習の受け入れ先のあいさつ回りとか。
中学部でも高等部でも、身辺介助はつきものです。

Answer 2

〉特別支援学校の試験は全教科あるのでしょうか？

まず。学校の先生になるには、教員採用試験というのを受ける必要があります。教員採用試験は自治体(都道府県)によって異なりますが、一次試験が筆記、二次試験が実技および面接というところが多いです(自治体によっては3次試験まであるところも)

で、その筆記試験ですが、基本、教職教養と一般教養、専門科目があります。教職教養はその名の通り、教職に関する筆記です。法律や学習指導要領、教育にかかわってきた人々の名前や業績などが出ます。

一般教養は、高卒程度の全ての教科がまんべんなく出ます。国数社理英はもちろん、絵画の名前(美術)、野菜の切り方の名前(家庭科)、作曲家(音楽)など。一般的な知識も出ます(オリンピックや国際会議など)
それぞれの配点は1～2点といったところで、国数社理英音楽等でそれぞれ1～2問ずつという感じです。なのでどの教科を必死に勉強する、ではなく、どんな問題が出ても解けるくらいの知識が必要です。問題自体は高卒程度の感じがしますが、大学入試ほどの難しさはないです。

専門試験は、特別支援教育全般出ます。もちろん特別支援に関わる法律も出ます。

〉試験の枠は小学部、中学部、高等部という風に分かれているんでしょうか？

自治体によって違います。が、基本は小中／高ではないかと思います。

〉社会と何の科目を教えることになるのでしょうか？

知的部門だと社会という教科はありません。
作業、自立、朝の運動といった、高校の教科とは別のシステムです。
また特別支援学校は重複課程があります(障害が複数)。寝たきりの子や、話ができない子もたくさんいます。そういう子どもたちの担任になれば、朝の運動、おむつなどの介助、食事介助、清潔介助、リズム遊び、作業、自立などで1日が過ぎます。

特別支援学校といっても部門が様々ですので、どこに配属になるか、どんな生徒を受け持つかで違ってくると思います。