解決済み
警察官で階級が巡査部長のまま定年を迎える人をちらほら見かけますが、これってよくあることなのでしょうか? こち亀の大原部長のように定年間近でも階級が巡査部長の人って珍しくないんですか?
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巡査部長どころか巡査(巡査長)で定年間近な人もいるので珍しくありません。 階級あげる試験に合格しないから能力低いとか責任ないとかいうのは違いますね。 特に地域警察(交番勤務)一筋の人は、大ベテランの巡査では「ハンチョウ」と呼ばれていました。部長の場合は「チョーさん」か「主任」。 たとえ刑事であっても、その方達より年下や若造ならば階級社会といえど、敬語で一目置くポジションでした。 というのも、交番勤務は、一番最初に現場に臨場するので、一番命の危険があるのです。そのホントの最前線で長く務めている方達は古参の歴戦の軍曹なのです。 たとえが古くてすいませんが、踊る大捜査線でうちら刑事が現場だ現場だとか言ってますが、ホントの命張る現場は交番勤務ですからね。刑事は通報あっても準備整えて来ますから。 ケンカとか暴れてるとか110あったら何人いるかも分からないとこに真っ先に飛び込まなきゃいけないのは、現場に一番近いお巡りさん(巡査か巡査部長)ですからね。 階級上げたらすごいはすごいでしょうが、階級上げたら現場から遠くなるので、 こち亀の大原部長はまさに理想的な現場監督なのでは。そして、両津みたいな人はやっぱり階級上げてデスクワークするよりハチャメチャやってもらってた方が治安の為には良いでしょうね。
ノンキャリアの警察官の場合、警視までは昇任試験を受けなければ昇任しません。 ところが警察官は特に刑事ともなれば業務があまりに多忙で試験勉強する時間を確保できないため、試験を受けることもできず、なかなか昇任しないものなのです。 なので、定年間近であっても巡査部長というケースは「珍しくない」どころか「むしろ大半の警察官が定年間近でも巡査部長」なのです。 ただ、前述したように、試験勉強ができないので昇任できないだけなので、実際に仕事ができるかどうかは話が別です。 特に刑事(本庁の捜査課・所轄の刑事課)にあっては、階級の低い部下の方が階級の高い上司よりも事件捜査の手腕が高いケースがよくあります。 (実際、敏腕刑事で有名な飛松五男さんは兵庫県警の元警部補ですが、警部補昇任は退職日当日、すなわち退職日前日までは巡査部長です。) このためかわかりませんが、ノンキャリアの警察官の平均月給は約52万円で一般公務員の平均月給約45万円より7万円ほど高く、ノンキャリアだからといって安月給ということではないようです。
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珍しくないようです。『日本労務学会誌』の論文によると、某県警2006年の定年退職者287人の階級内訳は、巡査長4.2%(12人)、巡査部長19.9%(57人)だったそうです。因みに他の階級は、警部補54%(155人)、警部7.7%(22人)、警視14.2%(41人)だったとのことです。警視以下の定年退職者の内で4人に1人は巡査部長以下ということです。この数字は、1990年代に早期昇進化が図られてのことであり、昔はもっと巡査長や巡査部長で定年退職する人が多かったのだそうですから、今でもあまり変わっていないと思われます。また、某県警だけのデータですが、都道府県により大きな差はないと思われます。
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