※学校図書館司書教諭というのは、 小中高で、児童や生徒に、「1人の教師」として、 ・図書館の上手な利用法を指導する ・総合的な学習の時間の、調べ学習で必要な、参考になりそうな本の上手な探し方を指導する ・・・という職業・仕事です。 →ですから、 文部科学省は、 「学校図書館司書教諭講習修了証書の取得を希望する場合は、 小中高のどれかの教員免許も、必ず取得すること」 ・・・としています。 →なので、 「教員免許は何1つ持ってないけど、 司書教諭の資格だけは持ってるよ!」 ・・・というのは、 100%ありえません。 →そのため、 <10単位とっただけ>では、取得したことになりません。 教職課程の履修・単位修得も必須となります。 ※ですから、 ・小学校の司書教諭になりたい! :小学校免許と学校図書館司書教諭講習修了証書の2つが必要。 ・中学の司書教諭になりたい! :中学免許と学校図書館司書教諭講習修了証書の2つが必要。 ・高校の司書教諭になりたい! :高校免許と学校図書館司書教諭講習修了証書の2つが必要。 ・・・となっています。 ☆そのため、 司書教諭として働くには、 今のところは、 教員免許を取得できる大学・短大に進学して、教員免許をとり、 小中高のどれかの教員採用試験に合格するか、あるいは、講師として採用され、 小中高のどれかの教員として、クラス担任や授業・部活の顧問を受け持ち、 そのうえで、放課後や空き時間を使って、司書教諭の仕事もする。 ・・・といった感じが多いです。 →ですから、 司書教諭の先生は、 普段は、職員室にいて、 ・明日の授業の準備 ・授業で使うプリント作り ・他の先生と、授業の進み具合について打ち合わせる ・中間や期末のテスト問題作り(中高の場合) ・中学3年や高校3年の担任をしているなら、相談に来た生徒の進路相談をする (中高の場合) ・・・といったことをしています。 ※ですから、 「司書教諭」というのは、 ×「一日中、学校の図書室にいて、 本のことだけしかやらない、本の先生」 ・・・では、ありません。 →そのため、 学校図書館司書教諭講習修了証書を持っている先生は、 持っていない先生よりも、する仕事が増えて、忙しく、大変になるだけなので、 教師になるために、 教員免許のほか、わざわざ、学校図書館司書教諭講習修了証書も取得するメリットが、 ありません。 ☆「司書教諭」というのは、 教頭や校長から、 「××先生には、 2年3組のクラス担任と、 2年1組と3組・あと、3年4組の、3クラスの理科の授業、 化学部の顧問をやっていただきたいと思います。 そのほか、修了証書をお持ちの先生が定年退職され、誰もいなくなったので、 ××先生に、司書教諭のお仕事もしていただこうと考えています」 ・・・と、指示された場合のみ、 学校図書館の仕事もできます。 →例えば、 教頭や校長から、 「○○先生には、 1年1組のクラス担任と、 1年1組と2組・あと、3年2組の、3クラスの国語の授業、 書道部の顧問をやっていただきたいと思います。 修了証書をお持ちの先生が、すでに3人いて、司書教諭のお仕事もしてくださっていますので、 ○○先生は、司書教諭のお仕事はしていただかなくて結構です」 ・・・と、指示された場合、 学校図書館の仕事は、一切何1つできません。 →もし、そうなっても、 大丈夫ですか・・・・??? ※このほか、 「学校司書」という職業・仕事もあります。 ・本の貸出や返却の手続きをする。 ・返却された本を、本棚のもとあった場所に戻す。 ・どんな本を新しく購入するか選ぶ。 ・・・といったお仕事をします。 ☆「学校司書」になるには、 大学・短大で取得できる、 図書館司書の資格が必要となる場合が多いです。 →都道府県や市町村によっては、 (例) 「非常勤の臨時パート職員なら、資格なしでも可」 としている場合もありますが・・・。 →ですが、「学校司書」は、 1人で教壇に立って授業を受け持ち、児童や生徒に教えることはしませんし、 担任や部活を受け持ったりもしませんので、 基本的には、 教員免許や学校図書館司書教諭は、 どちらも、いりません。
う~ん、違います。まず文科省のこのページでまとめられているものを見てください。「制度上の比較」が載っています。http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/sisyo/1360933.htm 司書教諭資格と取得するには同時に教員免許も取得する必要があります。そして多くの学校では、教員として雇用された人の中から司書教諭免許を持つ人が任命されて学校図書館の運営に関わることが多いです。 教員になるつもりのない人が単位を取るのは意味が無く、時間の無駄かつ教育自習の時期が重なり就活の邪魔になります。 都市部では専任の学校司書を配置する学校が増加しているますが、表を見ると記載があるように、学校司書は極端な表現をすれば資格がなくても着任できます。事務員と同じような雇用になり、派遣や契約社員という立場が多い。 司書というのは公共図書館や学校図書館、企業や病院の図書館などでも働けますがこちらも正規雇用されるのは難関です。また、アウトソーシングが多くなり司書資格がなくても良いというケースも増加しています。必要な単位はかなり多いです。 司書教諭と司書では取得必要な単位数も内容も大きく違いますのでご注意。 学校の図書室、図書館で働きたい→ 極論を言えば、どちらかの資格を保有していた方が採用されやすいが、なくても働くことはできる。
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