解決済み
行政書士の需要も司法書士と同じ程度だと思います。 司法書士は、今以上に合格者を増やすと過当競争で潰れてい く人が続出することになるでしょう。以前から司法書士会の 要請もあり、合格者は極力抑えてきたわけですが、現在、弁 護士の大増員時代に入っていることを考えると、参入規制を 緩和することは考えられないと思います。 行政書士の試験がなぜ簡単かというと、行政サイドからする と、行政の各種業務に対する理解者を増やしたいということ が大きいと思います。 住民運動に限らず、行政の行為に対しては何かと反対の意見 や行動が多いのですが、なかには窓口でわめきたてる人がい て、職員は嫌な思いをさせられています。 行政処分には強制力があり、不利益を受ける人も多いのです が、「公共の福祉」ということで押し通されてしまうのです。 実際に、窓口で口論の末、刺し殺された職員もいます。 (そうしたことのないように、その後はカウンター越しに話 をするようにしているのですが・・・) 行政書士は、「役所の活動を理解し、分別のある行動をする 先生」ということで、行政側からもありがたい存在であると いえます。 また、試験合格者や合格しなくても勉強してきた人たちは、 開業しなくとも、ただ感情だけで「反対!」と騒ぐのではな く、役所の苦労を分かってくれているので、これまた、あり がたい存在なのです。 行政書士の場合、開業する人は少ないので、合格者が多くて も過当競争にはならないという思惑もあり、試験を難しくし ないのだと思います。
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