そのような疑問を持つのは、試験の中身を知らずに、 単に「最高レベルのテスト」というイメージだけで 物を考えているからです。 試験の中身は公式サイトに公表されています。 http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/solutions.html その中の「二次試験」の各項目の中を見れば、 与えられた5つのテーマから1つ選んで、 1分間考えて2分間スピーチをして、 その内容に関して面接官と会話をする試験だとわかります。 テーマの例も載っています。 受験者は、その試験に受かるために、 出そうなテーマのスピーチを練習して、 それに近いテーマが出されたら、練習したものを 少し変えたりして、ネイティブ並の満点でなくても、 7割の出来でも、なんとかスピーチをすればよいのです。 つまり、もともと、「英語を自由にネイティブ並みに使ったり、 喋ったり」する能力が要求される試験ではない、というだけです。 アメリカの高校生が受けるSATという大学進学試験の 基礎学力テストの読解問題に使われている英語は、 英検1級よりも高度です。カナダの大学に飛び級入学した人の 体験記 https://www.amazon.co.jp/dp/4594071023 にも、自分の勉強体験をもとに、 カナダの小6・中1<英検1級<カナダの高校卒業試験やSAT という難易度であることが、不等号を使ってはっきりと 書かれています。つまり、英検1級は、英語を「読む」部分で あっても、アメリカの中学レベルの国語のテストのような ものです。日本の中学の国語のテストができれば、日本の 新聞や雑誌やニュースを理解できるのと同じです。 他の英語の試験も、レベルの違いはいろいろあっても、 基本的に、英語国民のための試験ではなく、英語学習者の ための試験だから、完全に「ネイティブ並」であることは 要求されていません。 それもそのはずで、ネイティブとは、幼児の頃から 毎日起きている間じゅう、つまり、1日10時間以上も、 英語に触れ、英語を使い、英語で考え、学校に入れば 毎日何時間も各科目を通して英語で思考したり表現したり する訓練を受け、家では英語で宿題もするという生活を 十数年も続けてきて、やっとネイティブの大人並なのだから、 英語学習者にそのレベルを要求する試験を実施しても、 受験できる人はほとんどいないでしょう。
アメリカなりイギリスなりに二ヶ月居れば一級を持っていたら普通に暮らせます。 日本にいるとどうしても日本語に囲まれてしまいます。という、言い訳をしましょう。
ある程度は話せます。そのレベルは英検2級の人とは、遥かに異なるでしょう。 しかし「英検1級が求めているレベルはネイティブ並みではなく」「日本人として自分の英語で正しく相手に伝わる」事だと言う事です。 その事は回りを見れば分かります。ごく最近合格した人でも、会話力にはかなりの差が見られるからです。 英国に2年留学しケンブリッジ英検を持っている英語講師を知っていますが、専門が文学なので会話(特に発音)がネイティブと言う訳ではありません。 国連英検1級で実際に国連勤務している方なら、それは素晴らしく話すのではないでしょうか? 会話力には限界が無いと思います。 実際に自分の日本語の会話力を考えた時、日本人として会話力のレベルが分かりますか?1億人の日本語ネイティブの会話力を測るシステムはありません。
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