防衛医科大学校は何のために必要なのか？

Question

防衛医科大学校は何のために必要なのか？防衛医科大学校は医師である幹部自衛官を育成するために設置されたそうですが、何のために必要なのか不明です。
医師である幹部自衛官を育成するなら、医師国家試験合格者から公募すればいいではないですか？
やはり教授ポストなどの利権や、普通の大学では自衛隊の洗脳ができないから設置されたのでしょうか？

補足

私の出身校では旧帝医学部を目指す生徒が防衛医大や自治医大を併願してましたが、これは一般的でしょうか？

Answer 1

一般の医学部ではなかなかできない研究を行います。
オウム真理教サリン事件の時も、防衛医科大学校では
自前で作成したサリンを用いて無毒化・治療研究等
を行っていることが公開されました。

・異常環境衛生研究
・テロ・大規模災害時に同時多発する傷病患者の迅速診断と
応急処置・治療法の模索
・戦時下等の行動科学研究
・外傷、爆傷、熱傷、感染症、化学損傷、放射線障害等に
よる生体侵襲時の臓器障害の病態解明と治療に関する研究
などなど。

Answer 2

他の方も言うように、
一般の大学医学部を卒業して医師になった人が、自衛隊に就職することを期待し難いからです。

それどころか、防衛医科大の出身者は、９年間のご奉公を勤め上げないと、最大で５千万円の教育費用を請求されますが、それでも３分の１は途中で辞めるそうです。
それぐらい、自衛隊の医官には、魅力がない。

理由は、いろいろ、あります。
（１）給与が安すぎる
（２）研鑽が困難（自衛隊という健康でないとできない職業の人が相手だから）
（３）自衛隊に医官の上級ポストが少ない

ただ、一般大学からの医官採用もあります。
防衛大では、薬剤師を要請しておらず、これは一般大学卒業者の採用のみです。
また、医学部や歯学部、看護学部に限らず、一般大学の理科系学部の学生に奨学金を貸し与え、卒業後は自衛隊幹部に採用する制度（貸与学生）もあります。

諸外国でも、軍医を要請する教育機関は多く存在します。
アメリカでは医学教育が、大学院レベルにしかなく、また軍にも相当するものがありませんが。

Answer 3

医師免許持ってるのにわざわざ安月給の
自衛隊医官になる人なんていないですよ

昔は医官が足りなくて困ってたんだ

現状だって、義務年限の9年間努めた
医官はかなりの割合で民間に移っていきますよ

Answer 4

高い金を払って一般大の医学部医学科に行った人は
かけただけの額を回収するのに自衛隊医官では長期間かかる
一般病院開業医なら短期回収出来るのに
それをしないで自衛隊医官になろうとする人は少数
そんななかから集めるのは容易なことではない
賃金差が大きすぎる
医学部の同期が開業して億って額を稼ぐとき
公務員に準じる給料しかもらえない医官を選ぶ奇特な人は
少ないし 離職率も高まる
なら教育費は免除して一定期間働く事を義務付ける
防衛医科大学校への入校者を確保するほうが
確実かつ合理的
退官しないで残る場合もこちらのほうが多いでしょ