現在高3で進路で忙しい時期に入ってきました。特にやりたい事などは決まってなかったのですがあるサイトを見て外務省の国家一般…

Question

現在高3で進路で忙しい時期に入ってきました。特にやりたい事などは決まってなかったのですがあるサイトを見て外務省の国家一般職に興味を持ちました。しかしその一般職に就くにはどう言った試験を受けなければならないのか、どのような大学の学部に入れば良いのかわからないです。今考えているのは上智大学の外国語学部英語学科なのですが果たして外務省で働くことにつながるのでしょうか。意見お願いします。

Answer 1

外務省の募集ルートは他官庁と違いかなり複雑なので、説明します。

〜国家一般職から外務省入省ルート〜

①国家一般（高卒-事務・関東甲信越）
②国家一般（大卒程度-技官）

国家一般職試験から外務省への入省ルートはこの2つのみです。
要は、国家一般大卒程度の事務官（行政）からは採用枠がありません。
国家一般大卒程度からの採用枠が存在するのは技官（電気や機械、建築等）の理系採用のみ。

つまり、大卒文系で外務省へ入省するには国家一般職からではなく、総合職を除けば「外専」と呼ばれる以下の試験種を受験するしかありません。

〜外務省専門職員採用試験〜

国家一般職とは全く別物の試験種で、具体的には国家一般職試験は人事院が実施しますが、外務省専門職に関しては外務省が人事院を介さず直接実施しています。

扱いとしてはその他国家公務員の「専門職」試験（国税専門官や航空管制官等）と同じなのですが、その専門職の中でも人事院を介さずに募集をかけているのは外務省専門職と防衛省専門職くらいなので、やはり特殊です。

ただし扱いとしては広義の一般職（国家公務員特別職との対義語）で、狭義には総合職でもありませんから、専門職とは言え身分に関してはその他官庁の一般職に準じます。

試験難易度としては国家一般職、大多数の国家専門職よりは難しく、総合職よりは簡単といったところですが、外務専門職は試験科目が特殊なので一概に比較は出来ません。

国家一般職など科目数が膨大で択一式の公務員試験が多い中、外務専門職は試験科目が少ないかわりに本格的な専門記述試験が課されます。
具体的には専門試験では2018年度試験から国際法が必須科目、そして経済学、憲法から1科目を選択します。
また基礎能力（いわゆる教養試験）、記述英語、時事論文や英会話試験、面接が課されます。

最後に大学についてですが、基本的にはどこでも良いです。
外務省専門職試験については学歴は殆ど見られません。重視されるのは記述試験の結果、英語を含めた外国語能力、そして人物です。
故に神田外国語大学など、あまり偏差値の高くない大学からも採用例はあります。
青学や獨協などの出身者が目立つ年もあり、やはり学歴というよりは人物主義なのが伺えます。
何なら年齢要件さえ満たせば高卒者でも受けられてしまう試験ですから。

とは言えやはり多いのはやはり東京外語大や上智外英、早慶や国立大出身者です。
いずれの場合も大半は帰国生や留学経験者など海外就学経験者です。
そして、合格者の独占率ではWセミナーが他を圧倒していますので、予備校に通うならばWセミナーが良いでしょう。

どこの大学に入ったとしても、留学は視野に入れておくこと、そして対策がしづらい試験種ですから予備校は活用すると近道かもしれません。
勿論独学も否定しませんが、その場合は何より英語、そして今年から必須となった国際法、そして憲法や経済学を頑張って勉強することです。

Answer 2

サイトと言いますが、どこを見たのでしょう？
外務省の場合、国家一般職からの採用は大卒程度の技術職、または高卒者試験からだけです。一般にイメージされる「外交官」としての採用は、国家総合職、又は外務専門職の試験合格者から行われます。
試験科目によって、大学で学ぶことが役立つかどうかは判断できるはずです。ウェブサイトで確認してください。