将来、臨床検査技師になるか歯科衛生士になるか悩んでいます。

Question

将来、臨床検査技師になるか歯科衛生士になるか悩んでいます。今は、歯科衛生士になりたいのですが歯科衛生士の給料では１人暮らしするとなるとそこまで贅沢は出来ない給料だと聞きました。
また、求人は多いが年齢制限もあるし年がいってからは続けにくい職業でもないと聞きました。
それに対し、臨床検査技師は平均年収は歯科衛生士と比べると約100万近くしがいますし年がいってからも続けやすい職業だと聞きました。そのかわり、歯科衛生士と比べるととても求人が少ないとも聞きました。
どちらがいいでしょうか。

補足

年がいってからは続けにくい職業でもない。ではなく、年がいってからは続けやすい職業ではない。です。

Answer 1

免許職種なのに労働条件がよくないというのは、まったく、困った世の中ですね。

歯科衛生士は、歯科疾患の予防という重要な役割があるのですが、基礎知識がある助手ぐらいにしか考えていない歯科医師もいます。また、零細の歯科診療所では、高い給料は払えないので、必然的に若い人を求めます。すべての歯科医院がとは言えませんが、若いくてかわいい歯科衛生士を雇い、診療所のイメージアップに利用するところもあります。
これが、歯科衛生士の求人が多い割に給料が安い理由です。
もちろん、公立病院や大学病院の歯科衛生士になれれば、仕事も給料も充実しますね。

臨床検査技師は、完全に余っています。検体検査（血液や尿を使った検査）は、機械による自動化が進み、少ない人数で検査できます。
生理検査（超音波を使った検査などで患者と直接向き合う検査）や病理検査（手術などで切り出した臓器を顕微鏡で検査する）などは、必要ですが、国家試験に合格した後に専門知識を学ばないとできません。病院は即戦力が欲しいので、なかなか新卒を育ててくれる病院は少なく、狭き門になります。
また、ブランチラボ化という問題があり、病院が検査技師を雇用せず、委託業者が機械も検査技師も病院に持ち込んで検査をするという病院と検査会社の契約形態があります。下請けの検査会社の技師は、低賃金労働が多いようですね。

どちらがいいかと聞かれると、客観的に見ても決めかねます。
しかし、仕事内容や採用条件から分析するに、社交的で人あたりがいいなら歯科衛生士、賢く勉強熱心で狭き門を抜けて病院の常勤職員になり、その後も勉強し続ける自信があるから臨床検査技師でしょう。

余談ですが、看護師なら、給料は高くてひくてあまたです。ただ、仕事はキツいですね。
ある程度の年齢になっても、偉くなって管理する側にまわるか、専門知識を身につけて、夜勤の無い仕事をすることもできますよ。