基本的には日本みたいな国の方が珍しいんですけどね。 それぞれ歴史的経緯や、根拠があるので、 それを完全に無視して、一から巨大な機構を作り上げるのは大変面倒ですし、 専門特化されている方が運用に便利だという事もあります。 (軍隊でも統合運用は兎も角、一軍制は概ね否定的でしょ?) またアメリカは基本的には連邦制で、 各州が半独立国として成立しているので、 これを横断するためには、各州の権限を取り上げ、 連邦政府を強化するという国体そのものの改変も必要ですし、 自由主義なので 「警察なんて税金が掛かるだけだから要らない」という意見もあり、 そんな巨大機構を創るとなると反対意見も多いでしょう。 大きく言えば、自治権や自由の権限が大きいという事ですかね。 >>なんで独立した機関がこんなにたくさんあるんですか? 上記のように経緯がそれぞれにあります。 保安官には シェリフやマーシャル、コンスタブルなどの種類がありますが、 アメリカは広大ですから、 交通の行き来も悪く連絡も簡単にはできませんので、 それぞれ 連邦政府から、現地の治安維持の為に派遣された人だったり、 現地の住民が選挙や推薦で、治安維持をする人だったりする。 連邦の警察、州の警察、郡の警察、市の警察など 地域が自治体として自分の警察を持ったり、 各法律を厳密に守らせるために、 その法律に専門特化したした部隊を新設したり、 公務員の不正や、その所属役所に専門特化した警察を創るうちに 現在のように2万近いとも言われる法執行機関が出来てしまったという訳です。 まあ日本でも、 海の犯罪だけを取り締まる海上保安庁の海上保安官や 麻薬だけを取り締まる厚労省の麻薬取締部など、 いくつか存在はするんですよね。 ただ日本の場合、 公訴権という裁判所に起訴する権利が検察官にしかないために、 結局、警察のお世話になる事が多いので目立たないだけですし、 警視庁も大阪県警も北海道家も、 それぞれの自治体に所属する地方警察ですが、 日本は警察庁による一元管理もしているので 一つの国家警察のように見えるだけですし。
なるほど:1
それは、アメリカが英国から独立した国であること、多くの州からできている連邦制の国であること、それぞれの州は独立した法律をもっていること、その州も最初から今のように51あったのではなく、13州からはじまったこと、連邦政府のしくみも最初から今のようだったのではなく、大きく変化してきたこと、その中で互いの部署(例えばシークレットサービスを管轄する財務省と、FBIを管轄する司法省)で熾烈な権力争いがあったこと、などの歴史的なことによります。 また、アメリカという国が人口、経済規模、面積供に巨大な国で、一つにまとめると超巨大な組織となり、それを管轄する省が他の省と比べてあまりにも大きな権限をもってしまう、というのもあえて分割したままにしておいた理由です。たとえば、もしも一体化させてそれを司法省が管轄するとなると、司法長官の権力が巨大になりすぎます。司法長官や司法省の幹部がスパイ事件に関与したり、麻薬事件に関与したりしてもそれを捜査できる権限が司法省にしかない、とすれば。。。そういう意味では分割して互いに牽制できる方がいいのです。
そうやって権力を分散しあっているのです。 日本は検察庁だけですので、検察官がどんな悪事を働いても取り締まることができません。 朝内部告発をした検事が夕方逮捕されて消えてしまったことがあります。 実際にやるやらないは別にして、日本のように刑法の制約が無効になるような立場の人を作るべきではないのです。
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