解決済み
AIに仕事を奪われるという話を多く聞きますが、 日本では医師、薬剤師、弁護士、公認会計士、税理士などは独占業務を持っていますよね? 法律が大きく変えられない限りは、AIが単体で仕事が出来るようにはならないのでは? 業務の中でAIを使用して効率化する場面もあるでしょうが、 それは奪われると言うのでしょうか。
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わたしは、税理士なのでその立場から回答させていただきます。 最近マスコミでいわれる「AIに仕事を奪われる」という情報には、元ネタがあります。英オックスフォード大学のマイケルAオズボーン准教授およびカール・ベネディクト・フレイ博士が2013年に発表した「The Future Of Employment: How Susceptible Are Jobs To Computerisation?」という論文です。 この中で、代替される可能性の高い仕事の上位としてつぎのものをあげています。 ・発注注文受付 ・仲介受付 ・保険申請処理受付 ・デジタル機器のクロック整備 ・データ入力担当者 ・図書館員 ・口座開設補助 ・納税準備 ・写真の補正現像 ・貨物取扱代理店 ・時計の補修 ・保険の引受人 ・数理技術者 ・仕上げ裁縫 ・登記の確認・抄録 ・テレマーケーター ここでいわれているのは、あくまでも「代替される仕事」です。ところが、日本のマスコミは、これではインパクトが薄いと考えたのか、なくなる「職業」におきかえて、この中の「データ入力担当者」と「納税準備」という言葉の連想から税理士は必要なくなるということになっているようです。 ところが、データ入力というのは、すでに現時点でパソコンと会計ソフトの普及により、税理士の仕事としてのウェートは、小さくなっています。また、納税準備というのは、納付書を書いて金融機関に持ち込む作業のことで、申告書や決算書の作成とは、意味が違います。 もちろん、記帳代行など従来型の単純な作業をメインとしているような税理士というのは、これから、駆逐されていくのだと思います。しかし、記帳代行というのは、そもそも税理士のメインの仕事ではありません。 つまり、より人間が得意とする、付加価値の高い領域の仕事に集中することになる時代がやってくるというのは、間違いないかと思いますが、すべての仕事がなくなるということは、ないと思います。
例えば、公認会計士の場合 そもそも監査人が法的な主体として保証を行う と言う本質からは 法的な主体とはなり得ないAIに公認会計士が完全に代替される事は考えにくい。 しかし、 情報技術が高度化して、企業活動の全てが財務、営業、管理、取締役会の意思決定、株主総会の意思決定を含めて電磁的記録として保管され、各企業には企業活動をサポートするAIが存在するような状況になることを想定すると、債権債務の実在性・網羅性などの監査要点について監査人AIが 債権者債務者側の企業AIに対して照会を行い自動的に回答を得られるような状況は十分に想定される。 このような状況になれば、それまで単純作業に従事している監査補助者は不要になるし、現在の監査の基本とされる試査ではなくて精査に近い監査が可能になる。これは試査の結果を判断する監査人の仕事も不要になると言う事だ。 さらに監査AIが企業の意思決定を電磁的記録から読み取り企業の取引データと照合するようになると 現在数十人規模で行っているような世界的大企業の監査に要する人間も大幅に減ることはごく当然の帰結として予想される。 その意味では 照合作業などに従事する者の仕事が奪われる と言うことも言えるだろう。 一方で 企業側AIと監査人AIにより手続が自動的に行われるようになる事は 監査コスト が劇的に低減する事を意味する。 企業AIによる経営管理コストの低減と合わせてそのような状況は企業の上場コストをも大きく低減させることになるから上場企業の数は大きく増えるだろう。 さらにこのような変化は非上場会社などにも任意監査を導入する要因となる。精査に近い監査手続によって債権債務の実在性網羅性が確かめられている財務諸表は金融機関の与信判断に当たっても信頼性が高いものとなる。 資金調達目的での任意監査は当たり前のものになるだろうし、そうなれば私企業以上に透明性の要求される公共団体や公益法人にも監査の導入が進むだろう。 そういった社会の監査に対するニーズの増加を 考えれば一概に監査に携わる者の数が減るとは言えない。 ただしそれでも、照合作業などに従事する者や精査により不要となる試査の結果を判断する者 などAIによって不要になった者が必要となる訳ではないので、そう言った意味では職が奪われる とは言えるだろう。 経済活動社会活動のAI化は監査を実施する人間の側に求める能力の質的な変化をもたらす。大きく言えば、会社の事実を明らかにする 能力から 会社の意思 を明らかにする能力が求められるようになるだろう。 特に対人的なコミュニケーション能力や相手の表情や仕草から言っている事が本心か否かを見抜くなど数値化が難しい感性の部分の重要性が増してゆくと思う。
なるほど:1
AIに責任は取れません。 医師は責任担当として存在させられ続けます。 被差別そのものです。 お前らは医師に文句言うんだから機械を相手に すれば十分なのによ。 都合が悪くなると医師に責任を取らせようと するのな。
全ての仕事は無くなるわけではありませんが、AIによる効率化で多くのムダな人件費は抑えられるため、結果として現在ある仕事の多くは不必要になると思います。 薬剤師などに関しては、よっぽどミスがなくなると思いますし。3人のところ1人にでも人員が減れば、求人も減るのでAIに仕事は奪われるという表現は間違ってないと思います。
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