解決済み
電験三種の法規の「絶縁抵抗」を求める問題です。 添付図は問題と解答です。 「漏洩電流=最大供給電流×1/2000」とある事から、「低圧の電線路」の絶縁抵抗を求めている事がわかります。しかし、問題文に「低圧の電線路」とは書いてありません。 この「低圧架空線」が電気使用場所のものなら、絶縁抵抗値の基準が変わってきます。 (300V以下、対地電圧150V以下は、0.1MΩ以以上) この問題の場合、何をもって「低圧の電線路」と判断したらよいのでしょうか? 手がかりを教えてください。
341閲覧
確かにこの問題図だけからは、「電線路」とは断言できません。 柱上変圧器等からの「引込線」であれば、「電線路」です。 経済産業省は、「省令の解説」で「電線路」について、次のように説明しています。 「電線路とは、発変電所、開閉所、電気使用場所など電気的な単位をなす場所相互の間の連絡する電線と、これを支持し、又は保蔵する工作物(がいし、支線等を含む。)を指す用語である。 なお、引込線は電線路に含まれるが、配線は含まれないこととしている。」 このことから、問題図の二次側が引込線であれば、電線路と言えます。 なお、ここでは発変電所、開閉所、電気使用場所など、その場所自体は電線路ではなく、それらの場所相互間の電線と支持物等の工作物が電線路であることを明確に説明しています。
電線路の定義では、構外から構外へ伝送させる変電所を含むので、一般的には配電線を指すものなのですが、施設相互間の電路である電線路内の施設には、発電所が含まれています。 この発電所には、小出力発電設備、非常用発電設備も含まれていますので、構内にも設置できる発電設備である事になります。 こういった大規模設備では、構内線路が電線路という事になろうかと思います。
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< 質問に関する求人 >
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
求人の検索結果を見る