解決済み
今高校二年生なのですが、そろそろ高校卒業後の進路も決めていかなければなりません。本当は美容の専門学校に行きたいのですが、母子家庭の為、そんなお金ない と母に言われ、就職するしかないのかなと思っています…。 こないだ提出した進路希望の欄にも、就職の欄に丸をしたのですが、美容に関する道に進みたいという気持ちが捨てきれず、どうしても納得がいきませんでした。 お金がなくても奨学金を借りれば専門学校に行けますか?? あと、仮に高卒で就職したとしても、美容に関する就職先につくことはできますか?(事務、販売など)
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1志望校の「支出」を時系列で把握する 大学や専門学校は ・受験費用 ・入学金……合格直後 ・最初の授業料……入学手続き時が多い ・入学直後の指定品(教科書や教材、授業で使う道具や消耗品)や定期の購入 など、合格~入学直後が一番まとまったお金が要ります。 授業料(+実習費や教育充当費、施設費など)は大学のように二期制(前期後期)の場合、半年分ごとの納付になります。年間学費が100万だったら、50万+α(諸会費など)という感じですね。 専門の場合、「一年一括」「学期ごとの納付」「月払い」など、学校ごとに納付タイミングが違います。 いつ・いくら必要なのかを時系列で把握することが大事です。 美容は平均的に学費が高く、道具などの購入費もバカになりません。 学校が提示している「指定品購入」だけでなく、練習用○○とか、経常的にかかる費用もできるだけ把握しましょう。 オープンキャパスで先輩の話をできるだけたくさん集めて下さい。 2奨学金の貸与は「その学校の学生になってから」の場合が多い どういうことかといいますと、奨学金は貸与・支給対象の「学校」が決まっています。 たとえば国の奨学金(日本学生支援機構)だと、高校の最終学年で予約できます(※) 予約に採用されても、実際にお金が入金されるのは「専門学校に進学して、学校経由で諸手続きをしてから」になります。 3奨学金は「まとめて貸与」ではない。 それに対して奨学金は「取り決めした額が毎月口座に振り込まれる」形になります。 貸与額は機構のもので3万~12万(選択)ですが、学納金など大きなお金になるには数ヶ月かかります。 4連帯保証人・保証人が必要 大人のローンと違い、奨学金の審査は親の所得と成績(有利子は緩い)ぐらいです。 返済能力があるかどうかを審査しません。 奨学金側も返ってこないと困るので、いざという時の「回収先」に連帯保証人・保証人が各一名必要です(機構の場合。必要な人数は奨学金によって違う) 揃わない場合は利用できないもの・機関保証(保証料が必要)が利用できるもの、があります。保証料は「総貸与額」と「予定返済期間」から自動設定されます。けっこう高い(数万とかではない)ので、利用される場合はよく確認を。ちなみに毎月の奨学金から少しずつ天引きされます。 はい、まず「奨学金は間に合わない学費・支出」があります。 まずこれをどうするか? 入学金と前期授業料が事前納付の場合、100万程度の自己資金が要ります。 これを「高校生が」どうにかするのは、現実的に不可能です。 時系列に把握した支出に対して「毎月どのぐらいの奨学金を借りなくてはいけないか」を計算してみて下さい。 で、学納金の注意点として 「入学金は一度入金すると戻ってこない」 入学金は「入学を許可する」性質のお金です。 このあと「入学手続き」を経てそこの学生になります(=学籍が作られます) で、授業料がやっぱり足りないからと手続きをしなかった場合でも、入学金は戻りません。 (特殊な推薦などで入学金と初回授業料が同時振込みの場合、入学辞退すると授業料だけ戻ります) 学費を未納するとどうなる? 最終的には「うちの学生ではなかった」ことにされます。 専門や大学は期限までに学費が納められない場合、申請すればある程度は延納を認めてくれます。 ただ延ばした期限までに入金できないと、最終的には学校を辞めることになります。 未納で辞める場合、自主退学ではなく懲戒処分として「除籍」になることがあります。 それまで在籍した期間・取った単位が「ゼロ」されます。 資金計画に不安がある・学資に不足があるのに、見切り発車的に入学するのは禁物です。 5奨学金は未来の自分の給与を前借りしている「だけ」 有利子は利子も返さなくちゃいけません。カードローンやクレジットカードに比べ金利が低いとはいえ、10年15年返すとけっこうな額になります。機構はHPで返還シュミレーションできるので、どのぐらいの期間・毎月いくら返すのか?を見てみて下さい。 美容師や販売員の給与で、果たして返していけますか? 「返せるのか」もしっかり考えて下さい。 高卒で美容にいける? まずは「高卒新卒の就職」について知りましょう。 高卒新卒は会社が求人票作成→ハローワークで審査→学校へ、という流れになります。 生徒は「学校に来た求人」の中から選んで応募します。 会社が独自に高校の指定なしで募集するのはタブーです(しているところは社会のルールを無視しているところなので、行く場合は自己責任で) 求人票を校内で公開→社内見学や説明→応募(学校推薦。応募枠以上は校内で選考)→入社試験→採用です。 入社試験の面接でよっぽどのことをしでかさない限り、採用がほぼ決まっています。 大卒・専門の新卒求人に比べて「保護」されたシステムですね。 これは「学校の推薦」と「ほぼ採用」という信頼関係で成り立っているので、内定を辞退したりすると「あんたのところの生徒はアテにならん」となり、求人が今後来ないなど重たいペナルティになったりします。 1学期の終わりに求人公開で応募先を絞り、夏休み中に見学、2学期最初(学校によっては夏休み後半)で校内選考になります。 専門学校の入試はAOや推薦が夏休み~2学期前半、一般入試が2学期~3学期に何回かあります。 就職に応募しながら専門の受験は、「専門に行く」ことになった場合、ヘタすると内定を蹴らなくてはいけなくなります。 逆に専門の受験をぎりぎりまで迷って就職に転換すると、その頃には条件のいいところとか人気の職種、大き目の会社はほとんど残っていません。 就職を諦めて(応募しないで)専門に行くのは、ものすごくカンタンなんですけどね。 工業や商業以外の科、普通科や進学向けの科は求人数がイマイチの場合もあります。 一度、ご自身の学校の就職状況を調べてみてください。 ・高卒新卒の求人は在籍する科によって傾向が違う まあ、当然といえば当然ですよね。 工業・商業・農業・水産なんかはその特性にあった求人が多めです。 普通科に多い職種としては製造・販売・飲食・サービス、最近は介護など。事務はかなり少ないです。製造は自動車の組み立てとか機械オペレーターのようなガチなものは工業系に行きます。 「だれでもできそう」って思いましたか? 突出したスキルが必要ない分(まあ向き不向きはありますが)、給与はそう高くありませんよ。 で、「美容に関する仕事につけるか?」 技術が必要なものは、求人が来ません。 「美容を扱う会社」に就職したい、職種を問わない場合、その会社から例年求人が来ているかどうか、が鍵です。 ここ数年の就職先に該当がないようなら、見込みは薄いです。 卒業後に自力で探す場合(中途採用) 技術職以外でとなると、販売か製造か……。事務は求人そのものが少なめなので、PCスキルに長けているとか実務経験があるとかで無い限り、いきなり正社員を目指すのはしんどいかもです。 地域差(求人の種類や数)もあるので、自分の娘が「卒業後フリーターで」とか言い出したら全力で止めますね。 正社員として仕事がしたかったら、高卒新卒に応募をお勧めします。
まあ、自分で貯めて、貯まったら行けばよい。 奨学金、美容師で? 人生。そんなに詰みたいのですかね。 美容師など、10年たてば、9割は、その仕事を、していません。 安い給料の美容師で、奨学金を返す。なかなか、チャレンジャーですね。 手取りなど、15軽く切るのに。 もちろん、あなたの人生なので、自由ですが。
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