私は日本の公認会計士試験に合格し、監査法人に勤務しています。 まず申し上げますが、USCPAは原則として4年生大学卒業(学士号)じゃないと受けられません。また、州によって異なりますが一定の科目(会計、ビジネス)の単位もないと受験不可能です。なので新卒でUSCPA保有という仮定がおかしいと思います。 USCPAの知り合いは監査法人にたくさんいます。監査法人に入ること自体は可能でしょうが、日本の公認会計士より評価は低いです。待遇も若干悪いです。なぜなら、日本企業の会計監査業務は公認会計士法やその他の規制により日本の公認会計士資格を有する人が関与する必要があり、USCPAができる業務は限られているからです。また、USCPAは公認会計士試験の半分程度の時間で合格するため、簡単という意味でも日本では評価が低いです。就職できても入所後に人以上に努力しないと出世は厳しいでしょう。 私自身、金融機関の監査を担当し、外資系金融からスカウトはいくつかいただきますが、大手金融機関や外資系金融では中小企業診断士はまず聞きません。コンサルでは聞きますが、中小企業診断士の価値は公認会計士や大手金融機関の水準からすると低いです。というか金融向きの資格ではありません。 中小企業診断士程度の難易度で金融で評価される資格は証券アナリスト資格です。証券アナリストは私は250時間程度の勉強で合格しましたが、金融業界での評価は結構高いです。銀行、証券、保険、コンサル、どこでもだいたい評価されます。 金融業界のことをちゃんと調べなおすことをお勧めします。
新卒採用ということで、資格の有無により大きな有利不利が生まれることは無いという前提にまず注意してください。 むしろ新卒採用では、なぜ取ろうとしたかという理由や、どのようにそれを取ったかという過程の部分の話を人事は聞きたいと思っています。 その上で質問に答えるとすれば、コンサル、大手金融についていえば、中小企業診断士/USCPAに関わらず、資格を取っているから有利という話はありません。 あくまで人物本位(知力、コミュニケーション力、チームワーク力など)の採用選考になります。 一方、外資系企業(特に米国企業)と監査法人は事情が若干異なります。 外資系企業については、新卒でも職種別採用が多いため、USCPA試験に合格していることは(応募先が財務経理系である場合は)有利になります。 たとえばGEは新卒採用でもFMPという枠で財務経理職としてキャリアを積むことを前提とした採用を行っており、USCPA試験の合格実績は一程度考慮されます。 http://www.ge.com/jp/careers/leadership/fmp 監査法人(Big 4)への就職ですが、基本的には一般的な新卒枠というものはなく、JCPAの論文試験合格を応募条件としており、USCPAは対象としていません。 ただ、PwCあらたの場合は新卒の会計士育成採用をしており、USCPAも育成枠での採用を行っています。 そのため、新卒のUSCPA試験合格者として就職することは制度的には可能です。 http://www.pwcaaratacareers.com/graduate/recruit/information.html なお、上記は全て「新卒としての就職活動における有利不利」の話であって、中小企業診断士/USCPAの知識および資格というのは、実際の仕事においては大いに役に立ちます。 コンサルであればUSCPA試験の知識はアサイン先のファイナンス系ジョブで他の新卒とは違うパフォーマンスが出せるでしょうし、大手金融であれば中小企業診断士の知識は国内法人営業などで役に立つはずです。
USCPA は 外資の財務会計以外ではあまり役に立たないし、今のところ監査法人もUSCPAを新卒で採用の予定はない。 日本の国内で仕事をする事を前提とするなら就職には中小企業診断士の方が有利だろう。
< 質問に関する求人 >
中小企業診断士(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る