現役の消防官です。 別に警察と仲が悪いということはありませんよ。普段から仕事上の関係がありますしね。 火災があると、消防は「火災」、警察は「放火または失火の疑いのある事件」として調査(捜査)が必要になります。必然的に一緒に仕事をするのですから、仲が悪いと話になりません。 私が出張所の警防隊に勤務していた時、隣が交番だったのですが、火災出場の際、隣の交番の担当区域(管轄区域及びその隣接区域)なら、防火衣を羽織りながら交番へ駆け込み「出場するよ!」と声をかけたものです。 そうすると、ハコ長(大抵、警部補)が無線で本署に連絡し、若い巡査がバイクのエンジンをかけて、消防車を追いかけて来ます。もちろん、交番のバイクは緊急自動車ではないので、交通法規は守らねばなりませんが、警察署からの無線を聞きながら現場を確認して追いついて来ます。そうして、隣の交番の管轄区域でも、出張所の隣の交番の方が先に着くということがよくありました。 また、火災が鎮火した後、現場警戒をするのですが、警察は火事場泥棒や証拠隠滅などを謀るものの取締り、消防は再燃火災の防止をしないといけないんです。 深夜に私が1人で行った時は、警察署から来ていた「移動交番車」に入らせてもらって、コーヒーをもらったりもしました。 まぁ、警察署や消防署(あるいは本部)によって違いがあるかもしれませんが、一概に「仲が悪い」というわけではないですよ。
仲が悪いイメージは、共に我がが一番と思っているのでしょう。 警察官:消防より給与は高いが、消防みたいにいつもヒーローじゃない 消防:警察より給与は低いが、警察みたいに嫌われてしまう業務よりヒーローであることが多い。 面接のその程度の質問に関しては、嘘つこうがどうしようが、構いません。 あなたの返答の姿勢を見ているだけです。
ありのままに回答されて問題ないと思います。 ちなみに消防と警察は基本的に協力関係にあるのですが、仲が悪くなるというか対立するケースとして、放火など犯罪性のある火災で、通常は警察と消防が協議して捜査、調査をするところ、消防を蔑ろにする場合があります。 例えば、警察が消防に無断で現場や物証の実況見分をしたり、情報や物証を囲い込んで消防に現認できなくしたり、酷い場合は火災現場から消防を排除したり、被疑者への質問を理由の説明なく制限したりする場合などですが、そういう時の警察は、警察の業務こそが最優先で他の機関の業務など知ったことではないという態度を露骨にすることが多く、そういうことが常態化するとギクシャクして消防側も警察に悪印象を持つ者が多くなります。 ただ、大抵は捜査主任官のキャラクターに係ることが多いので、人事異動で劇的に変わることもあり、良好な関係を保っている本部も多いです。 何れにしても、採用前の受験者が警察を併願しようと受験者個人の資質と関係がないので安心して下さい。
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