>いつかは児童相談所で第一線で働きたいと思っているのですが、一番相談員になりやすいルートはやはり県庁の児童福祉職受験でしょうか? 児童福祉に関心があって児童相談所で相談員として働きたいということですから、具体的には「児童福祉司」になりたいということでしょうか。 「児童福祉司」は、児童相談所のソーシャルワーカーです。 正規職員になりたいなら、まずは、県職員の「福祉職」採用枠を受験して、合格しましょう。 受験区分やその名称は県によって異なりますので、受験したい県の採用区分がどうなっているかを確認しましょう。 職場は児童相談所だけではありませんから、どこに配属されるか分かりませんが、児童相談所に配属されたら児童福祉司として働けます。 希望どおりに児童相談所に配属されても、何年かすれば異動はあります。 非正規雇用でよいなら、児童福祉司の嘱託や臨時職員の求人に応募すればよいです。 児童福祉司の他に、一時保護所での保護児童の対応や、虐待相談の電話対応などのバイトもあります。 >大学では児童福祉の分野とは全く別のことをやっています。 >あといままで保育士の資格受験の勉強に全力を注いでいたので公務員の勉強はほとんどしていません。 >今からでも公務員試験の勉強は間に合うのでしょうか? 受かるかどうかの前に、受験資格があるのかどうかが問題です。 地方公務員の「福祉職」の採用枠は、受験資格が自治体によって異なります。 大まかにまとめて受験資格が緩い順に挙げると、以下のとおりです。 (1)年齢制限のみ (2)年齢制限 + 社会福祉主事任用資格 (3)年齢制限 + 福祉系学部卒業 (4)年齢制限 + 社会福祉士資格 (1)なら、あなたは受験できます。 (2)なら、今からでも十分に対応可能です。 (3)(4)なら、来年は受験できません。 ということで、あなたが受験したい自治体の職員採用試験の要項を確認したほうがよいでしょう。 もし受験できないなら、受験できる自治体を探すか、受験資格を得るために編入学や進学をして学び直す必要があります。 受験資格があるという前提で、今から勉強を始めて来年度の試験で合格できる可能性を考えると、かなり厳しいと思います。 他の受験者は、ほとんどが福祉専攻の学生(既卒者も含む)です。 それなりの倍率の中、福祉専攻の学生に混ざって、他専攻の学生が合格を勝ち取るのは非常に困難と思います。 保育士試験に大学3年までに合格なさったのですから学力は低くないのだろうと思いますが、地方公務員の「福祉職」を受けるとしたら、保育士試験の出題範囲と重なる部分は多くないですし、今から勉強を始めて準備期間が1年もないのでは、合格は厳しいと思います。 また、もしも筆記試験で高得点を取れたとしても、ソーシャルワークって理論だけ学べばできるものではありません。 雇っても使いものになりそうにないですから、面接では低い評価にならざるを得ないだろうと思います。 したがって、大学等で福祉を専門的に学んだわけではない他専攻の学生が独学で受験して、合格できる見込みは低いと思います。 以上をふまえて、以下のいずれかがお勧めです。 <児童福祉司になる> やはり児童相談所で児童福祉司として働きたいということなら、現状では難しいでしょうから、大学を卒業してから社会福祉士の養成校に行くのがよいかと思います。 大卒者なら、最短で1年の学修期間で受験資格を得られます。 http://www.sssc.or.jp/shakai/shikaku/route.html <公務員の保育士になる> 保育士資格をお持ちなら、「保育士」の採用枠は受験できます。 県ではなく、市町村単位での採用で、勤務先はほぼ保育所です。 児相に配属されることはまずないですが、広い意味では「児童福祉」の仕事です。 ただし、「幼稚園教諭免許」の併有が受験資格となっている場合もありますので、その場合は受験できません。 <パートでもよいので児童相談所で働きたい> ・保育士資格を生かして、一時保護所で保護児童の対応をする。 ・無資格でも応募できる仕事をする。例)夜間の電話番など
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