耐震診断士の仕事はどこから受注するのですか？

Question

耐震診断士の仕事はどこから受注するのですか？

Answer 1

ki56121220000さん

はじめまして、熊本市認定の耐震診断士・新築住宅の工事中現場の第3者機関の検査員・既存住宅現況検査技術者・建築士会認定ホームインスペクター・ホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)をやっています一級建築士の田上と申します。

ご質問の

「耐震診断士の仕事はどこから受注するのですか？」

回答は

いろんなやり方があるとは思います。耐震診断する会社に登録するのも１つかもしれません。

私の場合は、自分で会社を作っていますので、HPやブログを作成して、耐震診断の内容・費用・信用性とかをアピールすることによって、依頼(仕事)の連絡があります。それと、公的機関に登録して、公的機関の認定耐震診断士(市認定耐震診断士等)になることによって、公的機関から依頼があります。

なぜ、耐震診断士の公的機関に登録するがいいのかといいますと。１つは信用ができます。当然、そのためには、行政庁の認定基準がありますので、基準に合格しなければいけません。

でも、そうすれば、昭和５６年以前に建築さられた建物は、市や町から耐震診断、耐震計画・設計、耐震補強工事するのに補助金がでますので、

公的機関に登録すれば、その地域の認定の耐震診断士になります。補助金を受けるのには、地域認定の耐震診断士が診断しなくていけないので、公的機関から耐震診断依頼の連絡があります。

今、いろんな機関の耐震診断士がいますが、耐震診断を依頼されるかたは、どの方が信用でき、費用(適正な料金)もお高くないかどうやって調べればいいのか迷われています。

内容や信用できる耐震診断士の探し方を確認することが、大事だと思います。確認する意味を込めて耐震診断の内容を説明しますと

＊耐震診断の費用は、建物の面積や構造、図面の有無、診断の内容で大きく変わります。

・費用：５万円~２０万円ぐらいまであります。(会社によっては、まだ、お安い会社もありますし無料の会社もあります)

・面積：大きさが違うと、耐震診断する時間も違ってきますし、労力も違ってきます。

・構造：木造、RC造、鉄骨造、軽量鉄骨造によって違ってきます。

・図面の有無：図面がないと図面作成からしなくてはいけなく、時間や労力が違ってきますので、費用が違ってきます。

・診断の内容：大きく分けて、一般診断と精密診断があります。内容が違うので、費用も違ってきます。

＊では、信用できる耐震診断士は、どう探せばいいかといいますと、公的機関(国・県・市)が認定した耐震診断士や各地域の建築士会や建築事務所協会が薦める耐震診断士がいいと思います。

なお、市や県の認定の耐震診断士は、市役所や県庁に、各地域の建築士会・建築事務所協会推薦する耐震診断士は、お住いの地域の建築士会・建築事務所協会に問い合わせてください。

このように、仕事を依頼される方の立場にたって、耐震診断の仕事内容・費用・信頼性等を再度見直しして、耐震診断することが、耐震診断士として、大事なことですし、仕事を受注するのに、早道と思います。

以上です。参考になれば幸いです。