続けて回答します。 まず日本にはご存知の通り大手3社である”日本郵船”、”商船三井”、”川崎汽船”があります。 十数年ほど前までは更にいくつかの大手海運会社(ナビックスや昭和海運など)があったのですが、合併によりこの3社にまとめられました。また、日本の大体の海運会社はこの3社のどれかの息がかかっています。 これ以外の外航の会社は中堅と言われており、”明治海運”、”飯野海運”、”新和海運”、”八馬汽船”等があります。これもそれぞれ上記大手の傘下の企業です。 次に独立系です。この類には石油会社などが行っている独自の海運会社です。日本では石油は必ず必要としているため倒産すると言うことは考えにくいです。 例えば、”新日本石油タンカー”、”出光タンカー”等があります。 さて、給料ですが昨年の求人票からの情報です。大手3社は大体初年度の年収が700万程度です。そのうち1社は800万となっていたと思います。基本給は陸上と大差ないのですが、手当てが付くためこのような給料になります。 とあるタンカー会社では乗船中は月額70万支給(手当込)となっていました。これに賞与も含めると・・・・ どちらかと言うとタンカーなどの危険物運搬船はそれに対する手当が付くので普通の船に比べ手取りの給料がUPします。 航海士に限らず船員は陸上と比べると給料はいいです。しかしこの15年ぐらいでそうあからさまなギャップはなくなりました。以前は陸上と比較すると1(陸上):2~2.5(海上)だったのですが現在は1:1.2~1.5程度にまで差がなくなってきました。これは陸上の給料が上がってきたため昔に比べ相対的に給料が下がっています。特に若いうちは陸上に比べかなりの給料がもらえますが徐々にキャリアアップ(1等航海士や船長など)するとあまり割りの合わないといわれています。(人によりますが) 質問者さんは将来の就職ことでお悩みのようですが、あまり心配しなくても大丈夫ですよ。5年ほど前までは大手海運会社でも新卒の採用はかなりの狭き門(全国で1社当たり数人程度)だったのですが、近年中国特需による大規模な船団増強により船員が不足傾向にあります。(近年では全国から1社当たり20名程度採用) また、これから先外航の日本人船員は急激に減少することがわかっているため各機関において向こう10年は安定して採用を行うと言っています。この手の話は入学してから詳しく聞くと思います。入学してから卒業までは長いのでモチベーションを維持できるかが問題だと思います。 PS 航海コースを希望なら水先人になるという道もあります。昨今の規制緩和により大学卒業後新たに設けられた大学院(2年)を修了し国家試験に合格することで水先人になることができます。この課程についてはまだ第1期生が修了していないため実際の就職(水先会登録)データはありません。
なるほど:3
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