>以下の問題はどこが誤りなのでしょうか? 血清鉄(ヘモグロビンを産生するために、貯蔵鉄が赤血球へと運ばれている状態)は減少しますが、ヘモグロビン量自体は変化しません。つまり、血清鉄とヘモグロビン量の記述が逆になっいる点で、設問選択肢は誤りになります。 正しくは、「鉄分の摂取不足を生じても、初期には貯蔵鉄(肝臓などに蓄えられている鉄)や血清鉄(ヘモグロビンを産生するために、貯蔵鉄が赤血球へと運ばれている状態)が減少するのみでヘモグロビン量自体は変化せず、ただちに貧血の症状は現れない」となります。 ------------------------------------------------------------- ※なお、参考までに・・・ 登録販売者試験の問題の元ネタになる、厚労省「試験問題作成の手引」には、以下のように記載されています。 ↓ 『鉄分は、赤血球が酸素を運搬する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠なミネラルである。鉄分の摂取不足を生じても、初期には貯蔵鉄(肝臓などに蓄えられている鉄)や血清鉄(ヘモグロビンを産生するために、貯蔵鉄が赤血球へと運ばれている状態)が減少するのみでヘモグロビン量自体は変化せず、ただちに貧血の症状は現れない。しかし、持続的に鉄が欠乏すると、ヘモグロビンが減少して貧血症状が現れる。』 『鉄欠乏状態を生じる要因としては、日常の食事からの鉄分の摂取不足及び鉄の消化管からの吸収障害による鉄の供給量の不足、消化管出血等が挙げられる。また、体の成長が著しい年長乳児や幼児、月経血損失のある女性、鉄要求量の増加する妊婦・母乳を与える女性では、鉄欠乏状態を生じやすい。 』
ヘモグロビン量は変化せず、血清鉄(貯蔵鉄)は減少する。
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