最初に、キャリアコンサルタント試験は キャリアコンサルティング協議会と 日本キャリア開発協会の、 二つの団体が試験を実施しています。 学科試験は、両団体とも同じ試験ですが、 論述試験・面接試験は出題形式が異なります。 以下に記すのは、協議会の試験に対するものです。 第1回試験が行われたばかりで、 今後、出題形式や傾向が変わる可能性もあります。 「予想」にすぎないことをご了解ください。 ■論述 迷いがあって相談に来た相談者(CL)に対し、 ナマのキャリアコンサルティングだったら、 あなたはキャリアコンサルタント(CC)として どのような質問・問いかけ・提案をしますか? それを文章で書いてください、 という問題です。 第1回設問では、 ・CLの気持ち・考えを明らかにする問いかけ ・環境を把握するための問いかけ ・今後の職業生活設計を明らかにする問いかけ ・自己理解を深めるための確認・提案 ・仕事理解を深めるための確認・提案 が問われています。 さて、試験対策としては、 2級キャリアコンサルティング技能検定面接試験で 配られるロールプレイケースがちょうどいい思います。 各ケースに対して、 上記のような観点から考えられる問いかけを いくつも書き出してみることでしょうか。 ■面接 2級キャリアコンサルティング技能検定面接試験と違い、 上述したロールプレイケースが配られないので、 どんな相談内容か全くわかりません。 しかし、進め方は技能検定と同様でいいかと思います。 (1)相談内容の要約→確認 (2)様々な問いかけ→CC視点の問題の把握 (3)相談の目標の提案→同意 (4)具体的方策の提案→同意 相談時間15分なので、(3)までいければ十分で、 (4)は口頭試問の中で答えればよいと思います。 ロールプレイの練習は一人ではできないので、 対策セミナーに参加するのがよいでしょう。
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