開業税理士です。 10年以上の会計事務所勤務の経験からアドバイスします。 「知らないことを何でも聞くの」は、やめといた方がいいです。 周りは迷惑に思ってないとか、ちょっと考えられません。 通常、まわりもみんな忙しいですから、質問はまとめて簡潔に。 それよりも、「自分での調べ方」を先輩に聞いてください。 どんな本に情報があるのか? どんなサイトが有効なのか? 顧客先情報の過去ファイルからの調べ方は? など 法律家というのは、「調べ方」が飯の種なんです。 お客さんに何か税法の質問をされても、通常即答しません。 答えが解っていても、持ち帰って念のため調べて 100%正しいという確信が持ててから、顧客に回答します。 例えば、Aさんという先輩から質問の回答をもらっても それで本当に正しいのか、念のため自分で調べなさいと私は上司に習いました。 それぐらい、人からの回答というのは不正確だし 一つの意見として、先輩にアドバイスを求めるのが正しいです。 例えば、特殊な取引資料を見てもパっと見て数字の情報がすぐ解らなくても じっくり30分ぐらい腰を据えるつもりで、数字の意味を追っていくと たいてい自分で、どんな資料でも理解できるようになります。 この習慣が無く、すぐ先輩に質問するような人は 逆にいつまでたっても、資料の読込の力が伸びていきません。 簿記、財表を受かっているのならなおさらです。 私ならある資料があれば、2~3日かかってもいいので じっくり眺め、本で調べ、ネットで調べます。 どんな事をしても、プロとして絶対自分で調べようとします。 それでも解らなかった時、はじめて昼食時など先輩も余裕があるときに その税法で一番詳しいとされている人に雑談っぽく意見を求めます。 そこで、解決の糸口が見つかったりします。 それが、「税理士として一人前になっていく過程」なのです。
わからないことを完全に理解するまでわかろうとしすぎなんじゃないですか。 簿記、財表を持っているのなら、会計処理(仕訳、総勘定元帳、計算書類など)は、ゴールがわかっているから何をしているのか、途中の手続きも理解しやすいですよね。 税務はゴールがわからないから、途中の資料の意味がわからないのでしょう。 どれくらいで流れが全部わかるかと言われれば、それはおそらく、ひと通り全部やったらわかるということじゃないでしょうか。なので、1年くらいかな。 心配しなくても、周りはあなたが思う程迷惑とは思っていないですから、わからないことはどんどん聞いていいと思いますよ。
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