海上自衛隊の操縦士と航空士について

Question

海上自衛隊の操縦士と航空士について海上自衛隊の操縦士と航空士 って全然違うんですか？
どのように違うんでしょうか？
どちらも一緒にヘリコプターに乗るんですか？
職務内容や立場・階級など、詳しく教えて下さい。

Answer 1

操縦士と航空士は全く別個のものです。

操縦士は、読んで字のごとく、飛行機を操縦する搭乗員（パイロット）です。
航空士は、操縦関係以外の機器を操作する航空機搭乗員で、Ｐ－３Ｃ哨戒機では戦闘指揮を執る「戦術航空士」、エンジンを担当する「航空整備士(フライトエンジニア：ＦＥ)」、ソノブイや救難機器を担当する「航空武器員」等がいます。

ヘリに乗るのは正・副操縦士とソナー員ですが、このソナー員が航空士だったかどうかはチョット忘れてしまいました。
Ｐ－３Ｃには操縦士も航空士も乗ります。

操縦士および戦術航空士は全員が３尉以上の幹部で（航空学生は教育期間中は海曹・士ですが、操縦士の資格を得ると３尉に昇任します）、ヘリの場合は正操縦士が、Ｐ－３Ｃの場合は正操縦士または戦術航空士が機長になります。
それ以外のＦＥや航空武器員等の航空士は海曹です。

操縦士・戦術航空士になるには、航空学生または飛行幹部候補生として採用されなければなりません。
それ以外の航空士になる場合は、一般隊員として採用後、教育隊での教育期間中に航空士に要員区分される（＝適性、身体検査基準をパスする）必要があります。