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意識高い系の僧侶はどのくらいいますか。

意識高い系の僧侶はどのくらいいますか。毎朝日の出までに起きて勤めて、午前中に食事を取って後は1日中食べず、毎日勉強と修行やお寺の用事を頑張って、生涯結婚しない奥さんを持たない、という意識の高い僧侶って、日本にはどのくらいいて、それは貧しい寺院と大寺院のどちらに多いですか。 今の大寺院(観光寺院)の昔の開基や再興の僧侶が意識高くても、今の末弟たちって拝観料とか観光の収入で私腹を肥やしながら酒を飲んで女房と戯れたりしているんですか。 比丘 化石系 戒律 二百五十戒

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回答(3件)

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    観光化されてる寺院のほとんどが、勅願寺なのですよ。 天皇家、摂関家が建てた寺。 当然、檀家なんかありません。 神仏分離令によって、勅願寺は経済基盤を喪失した。 例えば法隆寺は、多くの仏像を国に返納し、見返りに当時の金で100万円を受け取った。その仏像のほとんどが東博に収められています。 しかしそれでも寺院を維持できず、多くの文化財が流出する羽目になった。 興福寺は、現在国宝に指定されてる五重塔を100円だったかで売り払った。 これ、相輪に使われてる金属の価値でしかありません。 購入した人は、塔を解体したら採算が合わないからと、焼き払って金属を回収しようとしたけれど、「奈良が全焼してしまう」と反対されて、計画は中止された。 これに追い打ちをかけたのが、GHQがやった農地解放令で、日本中の寺院は寺領の大半を失い、檀家に頼らざるを得なくなったが、檀家を持たない勅願寺は、観光寺院化するしか生き残れなくなった。 坊さんは給料制だから、「私腹を肥やす」なんてことは出来ないし、その給料は個人所得なのだから、非課税じゃありません。 教団幹部が交通事故で死んじゃったりしたら、規則に基づいて選挙が行われたりするから、その費用は半端な額じゃ済みません。 だから「頼むからベンツに乗ってくれ」ってことになる。 そっちの方が安く済むのですよ。 戒律の問題は、時代や地域が変わったら、戒律は変更しなくちゃいけないことになる。 例えば戒律には「コーヒー飲むな」「自転車乗るな」「ヘロイン吸うな」はありません。 チベットで「三衣一針」なんてやっちゃったら、坊さん全員、凍死します・・・。 蛇足だけど、チベットでは、「ゲシェー」と呼ばれる仏教博士号を取得した坊さんは、妻帯したって構わない、とされてます。 さらに、文革時に強制的に還俗させられ、妻帯を強要された人たちが、文革後に寺に戻ってきた例も多く、そうした僧侶は寺院の周囲に住んで「自宅通勤」されてるんですよ。 さらに付け加えると、日本の寺院史に影響を与えたのは、天皇制の問題なんです。 いわゆる「門跡寺院」ですね。 天皇家の男子は、ひとつは後継者争いを防ぐためと、後継者が疫病で死に絶えるのを防ぐため、アホほどいた妾の子を出家させて、いざという時のスペアにしておいた・・・。 実際に、還俗して即位した天皇だっておられるのですよ。 当然ながら天皇家男子の務めとして、子孫を残しておく必要がある、だから天皇家の出家者は、出家の身でありながら妻帯していたのですよ。 その代表が「一休禅師」です。 一休さんが「破戒僧」だという方が時々おられるが、それは単なる無知に過ぎません。 さて、門跡寺院のトップたる管長に就任した天皇家の男は、「猊下」と呼ばれることとなった。 「陛下」「殿下」「猊下」です。 で、慣例上、門跡寺院の管長は「猊下」と呼ばれるようになった・・・。 このあたりから話がおかしくなっていく。 天皇家の出自でもない管長も、妻帯するようになっちまった。 上がそうなったら下もそうなる。 こうして日本の坊さんは、妻帯OKになっちゃった・・・。 日本史のなかでは、戒律復興運動は何度も起きました。 平安末期の中川寺実範、鎌倉期に入って笠置山貞慶、さらには西大寺叡尊・・・。 このあたりが有名です。 しかし、門跡制度が日本の戒律をグダグダにしてしまったのは否めない・・・。 で、昨今は「自称・猊下」がうじゃうじゃ出てきて、金にあかして無茶をやる。 「自分は天皇家に匹敵する存在だ」と大嘘かましてる厚顔無恥の連中ですわ。 しかし、こんなのばっかであるわけがない、下着泥棒の警察官がいたからといって、警察官は全員、下着泥棒だ、というのは論理の飛躍に過ぎないでしょう? 立派な坊さんはいくらでもおられるけれど、「俺が、俺が・・・」と前には出ない。 そういう坊さん、いくらでもおられますよ。

  • 末法無戒、持戒尊貴、日蓮正宗の信仰をしましょう。

  • 禅宗の場合だと、根本道場とも言われる本山に入って、降りてこない僧の中に宗派内でも一目置かれる、真面目な修行僧が居ます。 宗派団体というのは、それぞれの寺が独立採算制であり、寺ごとに「家の伝統」のような個性があり、それが尊重されています。本山以外にも日本各地に僧堂と呼ばれる修行寺があります。 僧堂によっては、釈尊のお教えを厳格に守ることを指針にしているところもあります。(新しい仏教運動である、自給自足を実施しているところもあります) しかし、檀家さんの居るような普通の寺だと、まあ、皆さんの知っている通りです。 厳格な僧堂で住職まで勤めて名を残した人でも、下野して一般寺の住職に成った途端に騒動を起こした人も居ます。(黒歴史となって、宗門のウェブサイトから本名が削除されています) 僧は給与制といいますが、寺の財産・収入と住職の財産・収入がごっちゃになっている寺もありますし、一族支配が行われている宗派では、決裁権を一族と一族派の僧たちが握っています。 私腹を肥やす方法はいろいろありますが、キックバックや許認可に関わることでも儲けられるようです。 世界遺産で有名なお山の寺でも、許認可権を持つ高僧が、墓地を造る権利を2重売りしていたことが問題になりました。数億円の金が動いたと見られます。 中外日報を読んでいると、へたな週刊誌よりもスキャンダラスだなと思うことがあります。知らなかったこともたくさんありました。派閥争いとかの内情も載っています。宗教関係掲示板のネタ元のひとつですね。。。

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