ジュエリーデザイナーになるにはデザイン科と工芸科どちらがいいでしょうか？ 高校生で東京芸大(次いでムサタマ)を目指して…

Question

ジュエリーデザイナーになるにはデザイン科と工芸科どちらがいいでしょうか？
高校生で東京芸大(次いでムサタマ)を目指しています。
今まで明確な目標はなく取り敢えず美術系に進みたいと思ってデッサンなどしていましたが、ジュエリーデザイナー・アクセサリーデザイナーになりたいという目標ができました。
工芸科だと彫金ができるようで興味がありますが、将来的には自分で作るというよりデザイン自体の方がしたいです。
でも彫金の技術を身につけられたら有利でしょうか？

デザイン科と工芸科、どちらを目指すべきでしょうか？
よろしくお願いします。

Answer 1

＞彫金の技術を身につけられたら有利でしょうか？

有利ですよ。

＞デザイン科と工芸科、どちらを目指すべきでしょうか？

個人的には工芸科だと思います。

企業デザイナーでなく独立したジュエリーデザイナー（デザイン会社経営者）には工芸出身の人もデザイン出身の人も、両方ともいます。どちらかと言えば簡単・・・と言っては失礼ですが、安易（も失礼か）なデザイン出身の人の方が多いと思います。

画力やデザイン力、立体造形のスキルなどはダントツで工芸出身のデザイナーさんが優れていますが、だからと言って売れているわけではないというのが難しいところです。デザイナーとして成功していくために必要なのは、名により販売力だというのが実際のところです。営業力に秀でたデザイナーさんは、デザインが下手でも成功しています。

Answer 2

子供が工芸科に通っています。
ジュエリーというと彫金と思いますが、実は鋳金のほうが技術を学ぶ上では幅広いようです。
精密鋳金と言う方法で作ります。

デザインをするにしても技法を学ぶことは重要です。

大学ではあえて基本的な手法で自分たちで制作してどうすればどのような物ができるかを学ぶようです。

プロになればデザインや型だけ作り残りの作業は業者に頼んでやってもらうのですが、この時に技法を指定出来るだけの知識が必要になると思うのですが。

Answer 3

デザインは「もの」ではなく「こと」を発想するのが主なので、幻滅するかも。

工芸のほうがよいと思いますよ。

Answer 4

何か製品を作るには大雑把に言ってしまうと２つの能力が必要です。ひとつは「発想力」もうひとつは「素材の知識とそれを扱う為の技術力」です。

デザイン科は「発想力」に重点を置いて、工芸科は「素材の知識とそれを扱う為の技術力」に、重点を置いて研究を進めます。

もちろん、デザイン科でも「素材の知識とそれを扱う為の技術力」は必要なので学ぶし、工芸科でも「発想力」は欠かせません。

結局、どちらの入り口から入っても、学ばねばならないこと、必要な能力は同じなのです。

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あとは、あなたが「発想力」に重点を置くデザイナーを目指すのか、あくまでも手仕事の現場にこだわり「素材の知識とそれを扱う為の技術力」に重点を置く工芸家を目指すのか、という選択だけです。

>>将来的には自分で作るというよりデザイン自体の方がしたいです。

ということなら、「発想力」に重点を置くデザイナーを目指すということになりますから、現時点ではデザイン科という選択になりますね。

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私は、この知恵袋で時々とても素晴らしい回答を目にすることがありますが、最近では、次のような言葉がとても印象に残っています。

「専門的なことというのは、ひとつの場所で全部学べるものではないです。」

デザイン科でも工芸科でも、ジュエリーデザイナーになる為の全てが学べるわけでは無く、それらを入り口にして、あとは貪欲に自分からその世界を開拓していくしかないということです。

その気持ちがあれば、物理学畑からであろうと、医学畑からであろうと、入り口はどこでもジュエリーデザイナーになれるのです。美大の科というのは「便宜上」そう分類されているだけなので、あとは自分の動き方次第です。

一応、あなたのご希望を考慮して、デザイン科という判断はしましたが、以上のような理由から、それが絶対というわけではないということは理解して頂けると思います。

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ところで、私は先日あなたのご質問と関係するかもしれないご質問に回答しています。あなたとは、ちょっと畑違いの服飾関係の進路のご相談でしたが、よろしければリンク先の回答をご覧下さい。なにかヒントになるかもしれません。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10157483600