解決済み
建築士の資格と建築施工管理の資格は、どちらお持っていると建築関係の仕事に、役に立ちますか? それとも、両方持っていたほうが良いですか?
3,130閲覧
まず役に立つかどうかという意味でお答えいたしますと、建築関係の仕事は重層構造で成り立っていますので その中で、他の方の回答にもありますように、 設計・監理業務を行うのなら建築士(建築士の資格がなければ設計監理業務は法律上できません) 現場での施工管理(いわゆる現場監督です)なら施工管理技士 上記の資格は最低限必要になります両方取得すればベターなのは間違いないです。 ただし、それ以外の仕事を行う場合には必ずしも必要というわけではありません。 職種によっては他の資格の方が必要とされる場合もあります。 以下に代表的なものを挙げますと 設備系(給排水・衛生・空調等):建築設備士、管工事施工管理技士 電気系:電気工事施工管理技士、電気工事士 建築現場事務:建設業経理事務士 実際に現場で作業を行う場合には 鳶職:足場の組立等作業主任者 大工:木造建築物の組立等作業主任者 鍛冶工:アーク溶接、ガス溶接 重機オペレーター:車両系建設機械 他にもたくさんの資格がありますのでその職種によって必要な資格は様々です。 実際には現場管理業務なら若いうちは施工管理技士の資格がなくても仕事をする上では支障はないと思いますが、年齢が上がっても無資格でいると出世に響いてくると思います。建築士か施工管理技士の資格がないと監理技術者の資格が取得できないので現場の作業所長になれずにいつまでも一現場担当でいる可能性が高いと思います。(稀に事務系の作業所長もいますが通常は技術系の方が作業所長になると思います)私は以前中堅の建設会社(ゼネコン)に勤務していましたが、作業所長になるのには最低限施工管理技士がなければダメと言われていました。(あくまで私の勤めていた会社の内規です) また、資格を取得することにより周囲の見る目も変わってきます。特に建築士の資格を持っている現場監督の場合私の経験上では設計監理を担当している設計事務所からも信頼されやすいと思います。(設計業務や建築基準法に関する知識も持っていると判断されるのではないでしょうか) 私は両方(一級建築士、一級建築施工管理技士)を取得しておりますが、試験の難易度で言えば建築士試験の方が、施工管理技士よりはるかに難しいので、職種が施工管理であればまずは施工管理技士を受験してみてもよいかと思います。ただし、一級建築士を取得していると一級建築施工管理技士の試験は一次(学科)試験が免除になりますのでそちらのメリットも捨てがたいです(実際私は一次免除で受験しました)。また、先に建築士試験の勉強を始めていれば、施工管理技士の勉強範囲もある程度含まれてきますので、同年受験(受験資格を満たしていればですが)も一つの方法です。 上記に挙げた資格の中でも『士』がつく資格はそれなりに受験の準備を進めていかないと大変かと思います。私の経験では最低でも三ヶ月前には勉強を始めていった方が良いと思います(一級建築士は半年前くらいから準備しないと、三ヶ月ではかなり大変だと思います)。
なるほど:2
< 質問に関する求人 >
建築士(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る