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解決済み
国は中古住宅取引推進のため、いろんな補助金制度があったりします。また住宅を診断するインスペクターという資格がありますが、民間資格です。なぜ国家資格ではないのでしょうか?将来はそうなる可能性はありますか?
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はじめまして、新築住宅の工事中現場の第3者機関の検査員・特定行政庁認定の耐震診断士・既存住宅現況検査技術者・ホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)をやっています建築士の田上と申します。 お問い合わせの Q,「インスペクターの国家資格はないのでしょうか?将来はそうなる可能性はありますか?」 ですが、 回答は、 A,現在、民間のホームインスペクション(住宅診断)は、数多くありますが、民間のホームインスペクション(住宅診断)の「ホームインスペクター(住宅診断士)」講座を受ければ、だれでも、ホームインスペクター(住宅診断士)になれます。 しかし、2013年に国土交通省が策定しました「既存住宅インスペクション・ガイドライン」に準拠した資格として、建築士だけが取得できる「既存住宅現況検査技術者」があります。 ご存知とは思いますが、建築士とは、一級建築士は建設大臣の行う所定の試験に合格し建設大臣の免許を受けるものと、二級建築士と木造建築士は都道府県知事の行う所定の試験に合格し知事の免許を受けるものとされています。 ですので、 *「インスペクターの国家資格はないのでしょうか?将来はそうなる可能性はありますか?」の 回答は、 *国家資格又は公的認定の資格は、建築士のみが取得できる「既存住宅現況検査技術者」があります。 また、現在、各都道府県の建築士会では、「建築士会認定のホームインスペクター」の養成講座を開催しています。建築士の人数を限定して、建築士会認定のホームインスペクターを養成しています。 建築士会とは、建築士の集まりで、建築士の品位の保持及びその業務の進歩改善を図り、広く社会公共の福祉増進に寄与することを目的とした団体です。 ちなみに、「既存住宅現況検査技術者」の私も、「建築士会認定のホームインスペクター」の養成講座を受講して、試験を受けて、「建築士会認定ホームインスペクター」の許可書を待っています。(許可書が届くまで1ヶ月ぐらいかかるので、届いた後は、わたしも「建築士会認定ホームインスペクター(予定)」です) また、「建築士会認定のホームインスペクター」は、これから各都道府県の建築士会の養成講座が増えていけば、「建築士会認定のホームインスペクター」も増えていきますので、国家資格又は公的認定の資格は、将来増えていきます。 以上です。ご参考になれれば、幸いです。
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