お久しぶりです。

Question

お久しぶりです。お元気でしょうか？

前回は、わかりやすいアドバイスを本当にありがとうございました。
さっそく、メーカーさんに電話してみましたが、個人宅に添付文書集を送ることはできないと、どこにも断られてしまいました‥。
残念ですが、それはネットでなんとか補おうと思います。
「今日の治療薬」ですが、薬剤師さんの読んでいる本はあまりにもハードルが高そうなので、「今日のOTC薬」という本を買いました。
系列は同じだと思われます。がんばって勉強します。

そして図々しく、また質問させて頂いてもよろしいでしょうか？

私の働いているお店に、「小児用バファリン」がありました。
小児用バファリンというくらいなので、もちろん小児に使用する解熱鎮痛剤なのに、
上司である登録販売者の方は、「お子様に解熱鎮痛剤はあまり勧めないように」と仰っていました。
「熱が高いときに解熱鎮痛剤を飲むと、脳症の可能性があるからね」と。

「アセトアミノフェンは比較的小児に安全に使用できる」と勉強で覚えたので、なんとなく釈然としませんでした。
また、上司の言い方が、「どんな場合でも勧めないように」という感じだったので‥
「お店で販売してるのに‥？」とこれも釈然としませんでした。

できるなら受診推奨すべきなのでしょうか？

お子様に解熱鎮痛剤(小児用バファリン)を勧めてはならない線引きはありますか？

教えていただけると嬉しいです。
m(_ _)m

Answer 1

リクエストありがとうございます。

添付文書集を自宅まで送ってくださるメーカーはありませんでしたか・・・私は、随分前のことですが、自宅まで郵送して頂いた事があるので、ちょっと、対応の違いに唖然としています・・・本当に残念です。ごめんなさい。

しかし、頑張っておられるようで、私も元気を頂きました。

さて、小児用バッファリンですが、上司の医薬品登録販売者の方は、少し、勘違いされているのではないかと思います。

病院薬である、「バッファリンＡ８１」は昔、「小児用バッフリン」と呼ばれていました。

しかし、このバッファリンＡ８１＝小児用バッファリンは成分がアスピリンであり、小児には慎重投与になっており、又、15歳未満のインフルエンザの方には投与してはいけないことになっています。

15歳未満のインフルエンザの方に投与すると、脳症、ライ症候群を起こすからです。

熱が高い時も脳症、ライ症候群のような症状が現れることがあるので、熱が高い15歳未満の小児に投与する際は、医師が症状、状態を見られながら投与されるものであり、慎重投与になっています。

基本的に、バッファリンＡ８１＝（改名前）：小児用バッファリンは、小児には慎重投与になっているため、小児科医にしてみたら、こんな面倒な薬剤（アスピリン）を処方されることは滅多ないかと思います。

即ち、上司の医薬品販売者の方が言われているように、小児科医がちくいち、15歳未満の小児の症状、状態を観察しながら処方しないといけない薬剤であるアスピリンは、受診推奨して、売らないようにするのが筋でしょう。

一方、市販薬の小児用バッファリンは成分が、アスピリンでなく、安全性高いアセトアミノフェンになっています。

小児が熱のある際、服用されても、安全性が高く、何ら問題はありません。

上司の医薬品登録販売者の方は、バッファリンＡ８１は改名される前、小児用バッフリンと呼ばれていたので、それと混同なさられているものかと思われます。

しかし、勉強、頑張られておられますね。応援しています。

又、何かありましたら、お役に立てれば・・・と思います。

寒さのおり、お体、ご自愛ください。